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検索結果 177 件

  • 1 / 1

  • 条件づけの進化的起源を考える

    中島 定彦 行動分析学研究 37 (2), 235-247, 2023-04-20

    ...条件づけという学習能力は古生代の始まりであるカンブリア紀に生じ、それがカンブリア爆発の契機の一つとする学説があるが、先カンブリア時代エディアカラ紀に生息していた動物も条件づけによる学習が可能だったのではないだろうか。また、さまざまな動物種にみられる条件づけ能力は、進化の過程で独立に獲得されたのかもしれないが、筆者は共通の祖先種から今日まで引き継がれたものだと考えたい。...

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  • 東南極プリンスオラフ海岸東部,ちぢれ岩に分布する泥質片麻岩の変成作用と変成年代

    馬場 壮太郎, 中野 伸彦, 加々島 慎一, 亀井 淳志, 外田 智千 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 390-, 2023

    ...<p>東南極のドロンイングモードランド東部(35°E) からエンダビーランド西部(45°E)にかけての地域には,エディアカラ〜カンブリア紀の変動帯であるリュツォ・ホルム岩体が分布する(Hiroi et al., 1991; Shiraishi et al., 1994; 2003).近年,U-Pbジルコン年代,岩相に基づきいくつかのユニット区分(Takahashi et al., 2018; Takamura...

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  • (エントリー)モンゴル西部ゴビ・アルタイ県のカンブリア系下部Bayan Gol層(Cambrian Terreneuvian)から産する樹状オンコイドの特徴と形成様式

    上村 葵, 足立 奈津子, 江﨑 洋一, 劉 建波, 渡部 真人, Gundsambuu ALTANSHAGAI, Batkhuyag ENKHBAATAR, Dorj DORJNAMJAA 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 356-, 2023

    ...<p>オンコイドとは,生砕物などを核として,その周りに同心円状ラミナが発達する球状炭酸塩粒子のことである.ラミナの発達する被覆部は,微生物活動に起因する粒子のトラップや炭酸カルシウムの沈殿によって形成される.オンコイドは,先カンブリア時代から知られているが,カンブリア紀以降のオンコイドは,多様な石灰質微生物類を含むものがあり,微生物類がオンコイドの形成に果たした役割を解明する上で重要である.モンゴル...

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  • 日本列島・韓半島東縁部におけるジュラ紀花崗岩の全岩化学組成とジルコンU-Pb年代、Lu-Hf同位体組成

    川口 健太, Oh Chang Whan, Jeong Ji Wan, 古姓 昌也, 柴田 悟史, 早坂 康隆 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 275-, 2022

    ...しかし、先カンブリア紀の地塊を主体とする韓半島と、古生代以降の沈み込み帯で成長した原日本列島を構成する地体は決定的に異なり、両者の繋がりは不明な点が多い。日本海拡大以前の両者の正確な繋がりを復元するためには、日本列島と韓半島とに共通する「マーカー」を見出し、産状と定量的なデータに基づいた議論が極めて重要である。...

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  • モンゴル西部ゴビ・アルタイ県のカンブリア系下部Bayan Gol層から産するオンコイドの特徴と形成環境

    上村 葵, 足立 奈津子, 大西 澪, 江﨑 洋一, 劉 建波, 渡部 真人, Gundsambuu ALTANSHAGAI, Batkhuyag ENKHBAATAR, Dorj DORJNAMJAA 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 349-, 2022

    ...<p>オンコイドは,生砕物などを核として,その周りに同心円状ラミナが発達する球状粒子である.ラミナが発達する被覆部は,微生物活動によって形成される.先カンブリア時代からもオンコイドは報告されているが,カンブリア紀に入って,多様な石灰質微生物類を含むオンコイドが多数報告されるようになる.モンゴル西部ゴビ・アルタイ県に分布するBayan Gol層(カンブリア系下部)では,層厚約8mにわたるオンコイド層が...

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  • 東南極リュツォ・ホルム湾西部,ベルナバネの地質と変成作用

    中野 伸彦, 馬場 壮太郎, 加々島 慎一 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 45-, 2022

    ...<p>東南極リュツォ・ホルム湾からプリンスオラフ海岸までの東西400 km以上にわたり分布するリュツォ・ホルム岩体は,原生代末期〜カンブリア紀の変動,いわゆるゴンドワナ超大陸形成期のパンアフリカン変動を記録した地質体として,長らく日本の南極地域観測隊により研究が行われてきた.近年は特に年代学的な解析が精力的に行われ,原岩形成時期や砕屑性ジルコン年代に基づいた詳細な岩体区分が進んでいる(Takamura...

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  • モンゴル西部地域に分布するBayan Gol層 (カンブリア系下部) から産出する微小ストロマトライトの形態と分布様式

    足立 奈津子, 江﨑 洋一, 劉 建波, 渡部 真人, ALTANSHAGAI Gundsambuu, ENKHBAATAR Batkhuyag, DORJNAMJAA Dorj 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 192-, 2022

    <p>ストロマトライトは,ラミナ組織で特徴付けられる微生物岩である (Riding, 2000).その形成は,シアノバクテリアによる粒子の捕捉や結束,光合成活動によって誘導された炭酸カルシウムの沈殿作用が強調されている.しかし,光に乏しい隠棲環境でも,ストロマトライトは形成される.モンゴル西部地域に分布するカンブリア系下部のBayan …

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  • 西オーストラリア・タンビアナ累層(27億年前)のストロマトライトの堆積環境と後期太古代表層水のリン濃度

    長尾 亮佑, 吉田 聡, 澤木 佑介, 大野 剛, 上野 雄一郎, 小宮 剛 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 83-, 2022

    ...タンビアナ累層のストロマトライトの炭酸塩鉱物中のリン濃度は平均して30ppm程度であり、先行研究<sup>4</sup>から得られているカンブリア紀の浅海性ウーイドの値と一致する。そのような高いリン濃度は従来提唱されてきた太古代の海洋におけるリンの枯渇とは異なり、タンビアナ累層堆積時に栄養塩の供給が十分にあったことを示唆する。 1. Reinhard, C. T. <i>et al....

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  • コロナ禍に進んだワクチン開発研究のカンブリア紀的進化と予防医療の近未来

    石井 健 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 3-C-EL08-1-, 2022

    <p>コロナ禍で起きたワクチン開発研究の破壊的イノベーションは1年間に同じ抗原に対するワクチン開発が世界で144種類も治験に突入するというカンブリア的進化を遂げた。結果がんワクチンとして開発が進んでいたmRNAワクチンが他のすべての既存ワクチン開発を差し置いて圧倒的な速度と有効率で上市され、市場を席捲した。</p><p>ワクチンのサイエンスはコロナ禍以前は注目度の低い分野だったが、パンデミックで…

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  • 根田茂帯・北部北上帯南縁部に散在する古生代の島弧性構造岩塊

    内野 隆之 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 119-, 2022

    ...石英閃緑岩に含まれるジルコンについてU–Pb年代を測定したところ,約480 Ma(前期オルドビス紀)の年代が得られた.南部北上帯基盤の早池峰複合岩類は,宮守地域のものと合わせ島弧オフィオライト(早池峰–宮守オフィオライト)とされ(例えば,Ozawa, 1984),Uchino and Kawamura(2016)でも化学組成からスープラサブダクション域起源が想定されている.年代も普通角閃石やジルコンからカンブリア...

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  • 北中国のカンブリア系上部で見られる海綿が関与した微生物岩に類似した岩石

    江﨑 洋一, 足立 奈津子, 劉 建波 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 191-, 2022

    ...<p>カンブリア紀後期の芙蓉世(Furongian)は“カンブリア爆発”とオルドビス紀の生物大放散(GOBE)に挟まれ,生物の多様性が見かけ上低い時期に相当する.その初期段階(排碧期)には,有機炭素の埋没率の増加や無酸素水塊の発達に起因するSPICE事変(炭素同位体比の正の偏位)が生じている.本発表では,北中国のカンブリア系上部で形成され微生物岩に酷似する岩石の特性を紹介する....

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  • 顕生代を通した陸域及び海洋域における有機物埋没率の変化と大気酸素濃度との関連

    青山 和弘, 田近 英一, 尾崎 和海 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 170-, 2021

    ...</p><p></p><p>顕生代における大気酸素濃度変動に関しては,カンブリア紀~オルドビス紀では海洋域の影響のみしかみられないが,シルル紀~デボン紀では陸域の影響がみえはじめ,石炭紀~白亜紀には主に陸域の影響が,新生代は陸域と海洋域の両方の影響が大きかったという結果が得られた.これは,陸上植物の進出と分布域の拡大,超大陸の内陸部における大森林の発達及び湿地帯の形成による陸上植物の埋没率の増加,ヒマラヤ...

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  • 古熱水系を示唆するゼブラロックの形成プロセス

    河原 弘和, 吉田 英一, 山本 鋼志, 勝田 長貴, 西本 昌司, 梅村 綾子, 隈 隆成 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 068-, 2021

    ...</p><p> ゼブラロック形成に関与した熱水活動の候補として、豪州北部に分布するカンブリア紀のカルカリンジ洪水玄武岩の活動が挙げられる。その活動時期は初期−中期カンブリア紀の大量絶滅とほぼ同時期で、地球規模で表層環境に影響を与えたイベントとして注目されている。本研究地域では、ゼブラロックを胚胎する堆積岩層において、それより上位の年代で生じた火成活動はこの一度だけであることも本知見を支持する。...

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  • 北中国山東省に分布する朱砂洞層 (カンブリア系第二統) で認められる石灰質微生物類礁の構築と石灰質微生物類の多様性

    足立 奈津子, 夏川 寛央, 江﨑 洋一, 劉 建波, 閻 振, 陳 宇轩 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 275-, 2021

    ...<p>顕生累代最初の造礁骨格生物である古杯類は,カンブリア紀テレヌーブ世後期にシベリアで出現した.古杯類は,その後,カンブリア紀第二世までに世界中の低緯度浅海域に古杯類礁を発達させ,第二世末に消滅した.北中国で顕生累代最古の礁は朱砂洞層 (カンブリア系第二統) に認められる.その礁は,石灰質微生物類を豊富に含むが古杯類を産出しない.朱砂洞層の微生物類礁は,古杯類の出現や消滅とは別に,石灰質微生物類自体...

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  • 全球酸化還元収支モデルを用いた原生代―顕生代の海洋リン濃度と大気酸素濃度の制約

    尾﨑 和海 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 333-, 2021

    ...進展により、地球史を通じた大気中酸素濃度の変遷について大局的な描像が描かれるようになってきた.しかしながら、地質記録に基づく推定値には依然として大きな不確定性が残っており、オーダーレベルの議論に留まっているのが現状である.たとえば、原生代中期の時代(およそ18億年前から8億年前)の大気中酸素濃度については現在の0.1%~10%という程度でしか制約ができておらず、活発な議論が続いている.また、古生代カンブリア...

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  • 東南極プリンス・オラフ海岸,あけぼの岩に分布するザクロ-石黒雲母片麻岩のU-Pbジルコン年代

    馬場 壮太郎, 堀江 憲路, 外田 智千, 竹原 真美, 亀井 淳志, 北野 一平, 本吉 洋一 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 229-, 2021

    ...実施した.1121〜1014 Maおよび972〜904 Ma(n = 65)の2つ年代クラスターが特定され、後者の加重平均年代は937±6Mであった.この年代はジルコンのリムから得られた年代に一致し,Th/U は著しく低い値(< 0.08)を示すことから変成作用の年代であると解釈される.今回得られた年代は,あけぼの岩の角閃岩相変成作用が,リュツォ・ホルム岩体で広く受け入れられている新原生代後期からカンブリア...

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  • 東京都産古生代前期造山帯の断片:

    沢田 輝, 磯﨑 行雄, 坂田 周平 地質学雑誌 126 (10), 551-561, 2020-10-15

    ...<p>東京都日の出町坂本地域の蛇紋岩メランジュ露頭に伴って産する高圧型変斑れい岩および花崗岩類中のジルコンのU-Pb年代を測定した.高圧型変斑れい岩原岩の火成年代は約490Ma(カンブリア紀フロンギアン世~オルドビス紀前期)で,四国や九州の黒瀬川帯に産する類似岩石から報告された年代とよく一致する.花崗岩類の火成年代は約440Maで,約2,400-500Maの年代を持つジルコンも含まれている.本研究の...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献33件

  • モンゴル北部,フブスグル湖―西岸山地からの夏の景観―

    地学雑誌 129 (3), Cover03_01-Cover03_02, 2020-06-25

    ...kmのシベリア南部には,はるかに大きなバイカル湖がある.ともにほぼ南北に伸びるこれら2つの湖は,新生代後半のアジア中央部地殻に展張応力場が生じ,リフト化してできた湖である.フブスグル湖の形成は新第三紀末から第四紀はじめだったとされるが,未解明なことが多い.西側には3000 m級の尾根をもつ急峻な山岳がそびえ,夏期でも雪を蓄えるその山容は欧州アルプスの景観に近い.先カンブリア時代原生代末から古生代カンブリア...

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  • 真核生物の細胞膜進化とステロイド・バイオマーカーの起源

    星野 洋輔, エリック ・ガウシェ 日本地球化学会年会要旨集 67 (0), 64-, 2020

    <p>ステロイドはほぼ全ての真核生物がもつ特徴的な形質の一つであるが、近年のゲノム解析によりこれまで知られていたよりも多くのバクテリアがステロイド合成経路をもつことが示唆されている。本講演では真核生物のステロイド合成経路はバクテリア由来の可能性が高いことを示す。またバクテリアのステロイド合成経路は真核生物がもつ合成経路よりも古い形質を残していると推測される。バクテリアおよび真核生物におけるステロ…

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  • 自然の豊かさって何だろう?

    サイエンスウィンドウ編集部 サイエンスウィンドウ 12 (1), 1-40, 2018-04-01

    <p>サイエンスウィンドウ2018春号の冊子体一式(PDF版)およびHTML版は下記のURLで閲覧できます。</p> <p> https://sciencewindow.jst.go.jp/backnumbers/detail/94</p> <p><b>目次</b></p> <p><b>【特集】 自然の豊かさって何だろう?</b></p> <p>p.06 …

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  • カンブリア系第二統生物礁の変遷-古杯類の繁栄・衰退と背後の地球生物環境の変化-

    足立 奈津子, 江﨑 洋一, 〓 建波, 渡部 真人 日本地質学会学術大会講演要旨 2018 (0), 196-, 2018

    【災害のためプログラム中止】 平成30年北海道胆振東部地震により学術大会のプログラムが大幅に中止となりました.中止となったプログラムの講演要旨については,著者のプライオリティ保護の見地からJ-STAGEに公開し,引用可能とします.ただし,学術大会においては専門家による議論には供されていませんので「災害のためプログラム中止」との文言を付記します.(日本地質学会行事委員会)

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  • 南部阿武隈山地日立地域、カンブリア系変成凝灰岩と変成石灰岩に産する化石/化石様組織

    田切 美智雄, 塙 勝利, 及川 晃, 渡邉 則昭 日本地質学会学術大会講演要旨 2018 (0), 141-, 2018

    【災害のためプログラム中止】 平成30年北海道胆振東部地震により学術大会のプログラムが大幅に中止となりました.中止となったプログラムの講演要旨については,著者のプライオリティ保護の見地からJ-STAGEに公開し,引用可能とします.ただし,学術大会においては専門家による議論には供されていませんので「災害のためプログラム中止」との文言を付記します.(日本地質学会行事委員会)

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  • <b>下部カンブリア系石灰質微生物類礁における下地形成作用-微生物活動が果たした重要性-</b>

    江﨑 洋一, 足立 奈津子, 刘 建波, 〓 振, 南 直斗, 渡部 真人 日本地質学会学術大会講演要旨 2018 (0), 197-, 2018

    【災害のためプログラム中止】 平成30年北海道胆振東部地震により学術大会のプログラムが大幅に中止となりました.中止となったプログラムの講演要旨については,著者のプライオリティ保護の見地からJ-STAGEに公開し,引用可能とします.ただし,学術大会においては専門家による議論には供されていませんので「災害のためプログラム中止」との文言を付記します.(日本地質学会行事委員会)

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  • 花崗岩岩石学から見た日本列島大陸地殻成長史

    土谷 信高 日本地質学会学術大会講演要旨 2017 (0), 046-, 2017

    【台風のためプログラム中止】 台風18号により学術大会の一部プログラムが中止となりました.中止となったプログラムの講演要旨については,著者のプライオリティ保護の見地から今回に限りJ-STAGEに公開し,引用可能とします.ただし,学術大会においては専門家による議論には供されていませんので「台風のためプログラム中止」との文言を付記します.(日本地質学会行事委員会)

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  • 眼の起源と脊椎動物の色覚進化

    河村 正二 日本視能訓練士協会誌 46 (0), 1-25, 2017

    ...高解像度視覚センサーはカンブリア紀初期(約5億3000万年前)には既に完成した。光センサーの分子実体はタイプIIロドプシンであり、動物と菌類の共通祖先の単細胞真核生物の時代(10~20億年前)にGPCRファミリーのメラトニン受容体から分化した。視覚センサーに使われている節足動物の感桿型オプシン(R-opsin)と脊椎動物の繊毛型オプシン(C-opsin)は、すでにヒトとクラゲの共通祖先で出現した。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献104件

  • 関東山地古生代前期木呂子角閃岩の年代学

    宮下 敦, 堤 之恭, 佐野 貴司 地質学雑誌 122 (10), 511-522, 2016-10-15

    ...</p><p>この角閃岩のジルコンU-Pb年代は約480Maを示し,これは火成年代を示していると考えられる.また,変成作用の時期を示す角閃石の<sup>40</sup>Ar/<sup>39</sup>Arプラトー年代は,約430Maが得られた.これらの年代値は,木呂子角閃岩が日本列島のカンブリア紀-オルドビス紀の火成岩-変成岩複合岩体に属することを示している.</p>...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献27件

  • マダガスカルと南インドにみられる菫青石片麻岩の成因

    角替 敏昭, 唐 利, 潘 蒙, 宮原 千夏 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2016 (0), 225-, 2016

    ...「菫青石片麻岩」とは、青紫色で粗粒の菫青石を含む特徴的な泥質片麻岩を指し、南インド、マダガスカル、スリランカにみられる原生代末期~カンブリア紀初期に形成されたグラニュライト岩体に特徴的に産出する。鉱物組み合わせは、菫青石、ざくろ石、石英、黒雲母、珪線石、磁鉄鉱、チタン鉄鉱、斜長石、カリ長石である。...

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  • 鉄質温泉堆積物に見られる縞状組織の生成プロセス

    髙島 千鶴 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 169-, 2015

    ...温泉成鉄質沈殿物は先カンブリア紀に形成された縞状鉄鉱層(BIF)と組成的・組織的に非常に類似しているため,BIFのモダンアナログとしてのポテンシャルが高い....

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  • 九州中西部地域の変成岩類:黒瀬川構造帯・肥後変成帯・木山変成岩

    小山内 康人, 中野 伸彦, 吉本 紋, 亀井 淳志 地質学雑誌 120 (Supplement), S79-S100, 2014-08-31

    ...九州中西部に点在する変成岩分布地域の中で,西南日本外帯に位置する黒瀬川構造帯と同内帯に位置する肥後変成帯の各種変成岩類、および木山変成岩を訪ねる.黒瀬川構造帯では,蛇紋岩メランジュ中にブロックとして産する高圧変成岩類(カンブリア紀の海洋地殻起源とみなされる青色片岩,ヒスイ輝石-藍閃石変ハンレイ岩など)と高温変成岩類(オルドビス紀の活動的大陸縁における火山弧火成活動に由来するザクロ石-単斜輝石グラニュライト...

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  • 日本最古の地層

    田切 美智雄, 廣井 美邦, 足立 達朗 地質学雑誌 117 (Supplement), S1-S20, 2011-09-01

    ...産出化石により前期石炭紀以降の地層とされてきた.しかし最近広範にSHRIMP年代が測定され,多賀山地に日本最古のカンブリア系が60 km<sup>2</sup>以上にわたって広く分布することが明らかになった.A班では,原岩構造のわかるカンブリア系のうち,枕状構造や発泡構造,急冷組織などがみられる火山岩を原岩とする赤沢層と,堆積構造を残す砂泥質堆積岩や礫岩を原岩とする西堂平層,さらに赤沢層に貫入するカンブリア...

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  • 生命と地球の歴史46億年―更に近未来と遠未来を展望する―

    丸山 茂徳 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2010 (0), 5-5, 2010

    ...<BR> 2 原始海洋誕生、プレートテクトニクス開始、生命の誕生、花崗岩地殻の誕生<BR> 3 強い磁場の誕生、光合成の本格的開始、酸素濃度の上昇<BR> 4 第1回全球凍結(23億年前;近接銀河の接近とスターバースト)、解凍後(21億年まえ)の真核生物誕生、酸素濃度の増加、超大陸の形成<BR> 5 第2回全球凍結(7.7-5.4億年前;近接銀河の接近とスターバースト)と解凍後(5.4億年前)のカンブリア...

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  • 深海域からのツボカビ様遺伝子の検出と多様性

    長濱 統彦, 高橋 恵理子, 長野 由梨子, 宮崎 征行, 能木 裕一, 掘越 弘毅 日本菌学会大会講演要旨集 53 (0), 78-78, 2009

    ...菌類の初期進化は,鞭毛を有するツボカビ類を源とし,カンブリア紀以前に水環境から陸環境へ進出した,と考えられている(Heckman et al 2001). しかしながら,ツボカビの多くは淡水や陸環境から分離・報告されており,海産種はそれほど多くない. 我々は,海洋環境にもツボカビ類や接合菌類の未知系統が存在するのではないかと考えて,その検出を試みた....

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  • エディアカラ紀/カンブリア紀境界における海洋炭素循環変動

    石川 智子, 上野 雄一郎, 小宮 剛, 吉田 尚弘, 丸山 茂徳 日本地球化学会年会要旨集 56 (0), 41-41, 2009

    ...後期原生代エディアカラ紀から顕生代初期カンブリア紀にかけて、生物進化と地球化学の両面で大規模な変動が起きたと考えられいる。特に先カンブリア紀カンブリア紀境界(Pc/C境界)前後において海洋の無機炭素同位体比は大きく変動しており、当時の海洋の炭素循環の著しい変化が予想される。...

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  • 南中国のエディアカラ紀/カンブリア紀境界層から得られた長鎖n-アルカンの起源

    山田 健太郎, 上野 雄一郎, 山田 桂大, 吉田 尚弘, 丸山 茂徳 日本地球化学会年会要旨集 56 (0), 18-18, 2009

    ...エディアカラ紀/カンブリア紀境界(E/C境界)近辺の時代の大きな環境変動や生物進化は関連性を知るため、当時の古環境変動を調べることは重要である。本研究では南中国のE/C境界近辺の地層から採取された掘削試料を用い、32点について分析した。...

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  • アルタイ炭酸塩岩にみるベント紀初期の海洋環境の変動

    能田 成, 王 博賢, Chen Feng You, 内尾 優子, 磯崎 行雄, 丸山 茂徳 日本地球化学会年会要旨集 55 (0), 396-396, 2008

    ...ベント紀はカンブリア紀の生物大進化の揺籃期として、また超大陸ロディニアが分裂した時期と認識されている。この時代の地球環境とくに海洋環境の変動を知るための情報源として、シベリア南部・ゴルニアルタイ地域の炭酸塩岩について研究をおこなった。Nohda ら(2003)は鉛―鉛アイソクロン年代598±25Maを、そしてSr同位体組成が0.7058~0.7077の範囲で変動していることを報告している。...

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  • 太古代の浅海炭酸塩岩に含まれる黄鉄鉱の局所鉄同位体組成

    山本 洋輝, 平田 岳史, 西澤 学, 上野 雄一郎, 小宮 剛, 丸山 茂徳 日本地球化学会年会要旨集 55 (0), 258-258, 2008

    ...本研究では先カンブリア紀の浅海炭酸塩岩に保存された黄鉄鉱の局所鉄同位体比を測定し、浅海における鉄循環の進化について考察した。...

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  • 原生代初期の微生物シングルセル同位体組成と生元素分布

    西澤 学, 高畑 直人, 佐野 有司, 上野 雄一郎, 丸山 茂徳 日本地球化学会年会要旨集 55 (0), 395-395, 2008

    ...本研究では先カンブリア紀の岩石に保存された化石細胞のシングルセル同位体・元素組成から、初期原核生物の生理学的知見をえることを目標とした。第一段階として、高感度高分解能二次イオン質量分析計(NanoSIMS、海洋研)をもちいた空間分解能2um以下での炭素同位体分析法と生元素(CHNSP)の細胞内分布の計測法(イメージング)の開発を行った。...

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  • 光合成によるストロマトライト形成

    白石 史人 日本地球化学会年会要旨集 55 (0), 213-213, 2008

    ...ストロマトライト表面を測定したところ,微生物が光合成によって方解石沈殿を誘導,呼吸によって沈殿を抑制,全体として沈殿を制御していることが明らかになった.一方,微生物を取り除いた石灰岩プレート上で,同様の条件下において測定を行ったところ,方解石に対して過飽和にもかかわらず方解石の自発沈殿は検出できなかった.このことは光合成が炭酸塩堆積物形成に非常に重要な役割を持っていることを示している.これらの結果から,先カンブリア...

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  • 能登半島猿山岬付近に分布する細粒質土壌の母材へのアジア大陸北部に由来する風成塵の影響

    藤田 哲史, 奥田 俊夫, 藤江 康太郎, 北川 靖夫, 齋藤 萬之助, 豊田 新, 成瀬 敏郎 ペドロジスト 51 (2), 97-103, 2007-12-31

    ...猿山岬土壌における母材へ先カンブリア紀岩由来の多量の風成塵が影響を及ぼし,これらの風成塵は,アジア大陸の内陸が非常に乾燥した最終氷期・MS2(2万4千年〜1万1千年前)に,冬季季節風によって運ばれたと考えられた。しかしながら,猿山岬土壌の母材へ現地性物質もまたわずかに影響を及ぼしていた。さらに,K-AhやATなど少量のテフラの影響もみられた。...

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  • Provenance of detrital garnets from the Yukawa Formation, Yanase district, Shimanto belt, Kii Peninsula, Southwest Japan

    Win Kyaw Soe, Takeuchi Makoto, Iwakiri Seiichiro, Tokiwa Tetsuya 地質学雑誌 113 (4), 133-145, 2007

    ...結果,花崗岩質岩や低~中度変成岩,酸性火成岩からのスペッサルティン成分に富むアルマンディンが多く含まれており,グラニュライト相の変成岩に由来するパイロープ成分に富むアルマンディンも認められた.また,石灰質変成岩を起源とするグランダイトも存在している.これらのうち花崗岩質岩や低~中度変成岩,酸性火成岩,および石灰質変成岩起源のザクロ石は肥後帯から,グラニュライト相変成岩起源のものは東アジアに分布する先カンブリア...

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  • 南インド・スリランカの宝石産地と表層粘土

    中川 昌治, Santosh M., Kehelpannala K. V. W., 松浦 君枝, 桑田 泰宏, Mathew K. J. 粘土科学討論会講演要旨集 51 (0), 62-62, 2007

    ...南インドとスリランカには,原生代後期〜カンブリア紀前期のゴンドワナ超大陸の形成に伴って生成したグラニュライト相変成岩類とペグマタイトが分布し,ペグマタイトやそれに由来する河成砂礫層から種々の貴石・半貴石が採掘されてきた.これらの地域の表層部にはラテライトが厚く分布し,カオリナイト,ギブサイト,バーミキュライトなどの風化生成粘土とそれらが集積した新生代堆積性粘土鉱床が存在する....

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  • 多板類分類体系の新しい視点(<特集号>第2回国際ヒザラガイシンポジウム)

    シレンコ B. I. Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 65 (1-2), 27-49, 2006-05-31

    ...カンブリア紀から出現した多板類の進化史上,石炭紀後期における連接層の獲得と連接層のその後の発達は極めて重要なできごとであったと考えられる。したがって多板類の系統を考える上で連接層の重要性は変わらないが,それに付随した形質,たとえば着生板や歯隙などは殻表の形態とともに変化しやすく,平行現象が起きているため,系統解析で用いるにあたっては注意が必要である。...

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  • 北部イラン,シャハミルザード地域のサンゴ化石による生層序および床板サンゴ化石Vaughaniaの発見

    新川 公 地球科学 60 (2), 85-92, 2006

    ...北部イラン,エルブルズ山脈東部,シャハミルザード地域の古生層はカンブリア紀からオルドビス紀にわたるミラ層,デボン紀旧赤色砂岩層に相当するゲイルード層,前期石炭紀モバラク層およびペルム紀ドルード層からなる.これらの古生層のうち,四射サンゴ化石を多く含むモバラク層は板状石灰岩と黒色頁岩からなり,岩相から10ユニットに区分される.北部イランの四射サンゴ化石群はKueichouphyllumを産出することから...

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  • ナミビア北西部カオコランドに分布する砂漠レス堆積物

    山縣 耕太郎 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 88-88, 2006

    ...平均年降水量は,300-350mmで,東風が卓越する.レス堆積物を構成する風成粒子は,こうした卓越風によってカラハリ砂漠から供給されているものと考えられる.特にオプオ東方には,エトーシャパンがあり,この地域に飛来する風成塵の主要な給源となっていると思われる.オプオから約15km南方にレス様堆積物の良い露頭を確認したので,ここに調査地を設定し,堆積物の詳細な観察と,連続試料の採取を行った.この地域は,主に先カンブリア...

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  • 中国地方の風成塵からみた最終氷期以降の古環境変動

    成瀬 敏郎 日本地理学会発表要旨集 2003f (0), 16-16, 2003

    ...とくに寒冷なMIS 2には先カンブリア紀岩地域から運ばれた風成塵が瀬戸内海以北に堆積し、MIS 1には中国内陸沙漠から運ばれた風成塵が全域に堆積し、両時期におけるポーラーフロントの位置と北上時期を復元することができる。また、最終氷期以降のモンスーン変動を山地からの流水物質と大陸からの風成塵の堆積状況を分析することによって復元可能である。...

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  • 西南日本の古生代-第三紀砂岩中の砕屑性ザクロ石

    寺岡 易司 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 54 (5-6), 171-192, 2003

    ...これらのなかには日本列島起源のものもあるが, アジア大陸の先カンブリア紀変成岩と古生代以前の花崗岩からのものが主体をなし, グランダイトの場合も日本列島より大陸からの供給のほうが優勢だったと推定される. これに対し高圧型の供給源は三郡変成岩を主とし,一部は大陸にあったとみなされる....

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  • チベット高原東縁の松潘-甘孜褶曲帯

    酒井 治孝, 藤井 理恵 地質学雑誌 106 (10), XXI-XXII, 2000

    ...基盤をなす原生代中期の花崗岩類と震旦系の酸性~中性火山岩類, カンブリア紀からペルム紀の堆積岩類と少量の炭酸塩岩・玄武岩類および厚さ6kmを越える三畳紀のタービダイトである. 古生層と三畳紀のタービダイトは, 揚子地塊上の受動的大陸縁辺堆積物とみなされる....

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  • 極東ロシアの鉱物資源

    石原 舜三 地学雑誌 107 (1), 142-143, 1998

    ...極東ロシアのシホテリアンからチュコーツクに至る地域は, 西方のシベリア地塊 (先カンブリア紀基盤) の周辺に古生代以降の堆積岩類が発達し, 主に中生代中一後期に火山深成岩活動を伴う地質的背景を有し, 下記の様に多様な鉱物資源が発見されている。...

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  • 染色体倍化によるHLA遺伝子群の進化と形成

    猪子 英俊 日本輸血学会雑誌 44 (3), 399-403, 1998

    ...いずれにしても, これらの事実は, HLA遺伝子群の原型が, 動物の多くの新種が爆発的に誕生した, 約4億年前の進化のビッグバンと呼ばれるカンブリア紀に, 2回の染色体重複によって4倍化したことを示唆し, 大野乾博士によるゲノム4倍化説を支持している, と考えられた....

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  • 中国甘粛・青海省境, 北祁連山脈のオルドビス紀オフィオライト, 藍閃片岩, およびエクロジャイト

    石渡 明 地質学雑誌 102 (10), XXVII-XXVIII, 1996

    ...オフィオライトは3列をなし, カンブリア紀後期からオルドビス紀後期まで, 南から北へ形成年代が若くなる傾向がある (Song, 1996).このように北へ若くなる地質ユニットの全体的な配列は, ツァイダム地塊の北への衝上 (または中朝地塊の南への沈み込み) による造山運動を暗示するが (王・劉, 1976), 花崗岩の分布などを根拠とする北への沈み込み説もある (肖・王, 1984)....

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  • 韓半島金鉱床産Au-Ag系鉱物の組成変化

    鹿園 直建, 清水 正明 鉱山地質 36 (200), 545-553, 1986

    Chemical analytical study on Au-Ag series mineral (i.e. native gold and electrum) from some gold deposits in the Korean Peninsula revealed that (1) Ag atomic % of Au-Ag series mineral varies very …

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  • 734. サウス・ダコタ産上部カンブリア紀三葉虫 2 種の個体発生と系統発生の研究

    胡 忠恒 Transactions and proceedings of the Paleontological Society of Japan. New series 1981 (123), 159-167, 1981

    ...米国南ダコタ州産上部カンブリア紀三葉虫Parabolinoides contractusおよびTaenicephalus shumardiの個体発生を記載し, 系統発達を考察した。これらの三葉虫の個体発生史は, 準原楯期・早中年期・晩中年期の3期に分けることができる。準原楯期の虫体は頭蓋と原始尾板より成り, 早中年期に頭鞍前縁が現われ, 晩中年期に前頭鞍面ができる。...

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  • 韓国の中生代花崗岩類にみられる錫存在量

    石原 舜三, 李 大聲, 寺島 滋 鉱山地質 31 (168), 327-332, 1981

    Twenty-five Jurassic granitoids, 13 Cretaceous granitoids and 7 metamorphic rocks were analyzed for trace amounts of tin. Jurassic and Cretaceous granitoids of the general ilmenite-series terrain of …

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  • 692. ONTOGENIES OF FOUR UPPER CAMBRIAN TRILOBITES FROM THE BONNETERRE DOLOMITE, MISSOURI

    胡 忠恒 Transactions and proceedings of the Paleontological Society of Japan. New series 1978 (111), 348-357, 1978

    ...本論文ではCoosella prolifera, Holcacephalus tenurus, Welleraspis missouriensisおよびMeteoraspis globosaのカンブリア紀後期三葉虫4種の個体発生をとりあつかった。就中Coosella proliferaの発生順序はほぼ完全に明らかにすることができたが, 他の三種については十分な資料は得られなかった。...

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