書誌事項
- タイトル別名
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- Did K. Marx use the word burgerlich as bourgeois?
- マルクス ワ burgerlich オ bourgeois ノ イミ デ ツカッテ イル カ
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抄録
P(論文)
筆者は市民社会論を専門とするものではないが、担当する財政学の講義に関ってこの意味が問題となってきていた。これを調べた結果、ドイツ語のburgerliche Gesellschaftが、ある時は「ブルジョア社会」、またある時は「市民社会」と訳し分けされることを知り、新たにこれについて疑問に思い、これに焦点を当てて関連する文献を調べてみた。その結果、多くの経済学者が引用・言及してきたマルクス自身が、burgerlichとBourgeois-を使い分けていることが分かった。そこで、本稿では、とりあえず、この訳し分けの不当さを主張する観点から、マルクスに内在して、まずマルクスがこの使い分けをしていることを示し、そのうえで、burgerliche Gesellschaftと資本主義社会、BurgerとBourgeois、burgerliche GesellschaftとBurgerの順にそれぞれの用語をどのように使用しているか、どのような含意で使用されているかなどについて追求してみた。
収録刊行物
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- 嘉悦大学研究論集
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嘉悦大学研究論集 49 (1), 49-65, 2006-04-30
小平 : 嘉悦大学研究論集編集委員会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845763829654016
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- NII論文ID
- 120005538517
- 110004792772
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- NII書誌ID
- AA1171228X
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- ISSN
- 24322946
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- NDL書誌ID
- 8048355
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles