スギ幼齢造林地の群落とその遷移 (I)

書誌事項

タイトル別名
  • Community dynamics of young stands of Sugi, Japanese cedar (<i>Cryptomeria japonica</i> D. DON) (I)
  • スギ幼齢造林地の群落とその遷移-1-伐採後5年間の下刈区と放置区の経過
  • スギ ヨウレイ ゾウリンチ ノ グンラクト ソノ センイ 1 バッサイゴ 5ネ
  • 伐採後5年間の下刈区と放置区の経過
  • A comparison between weeded and non-weeded plots during the five years after clear cutting

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抄録

房総半島東南部のスギ幼齢造林地に下刈<br>区(毎年1回刈り)と放置区を設け,伐採後5年間の群落の動きを調べた。群落の解析には種類組成,生活型組成,遷移度(DS)などにより比較検討し,それらと植栽木の成長との関係についても論じた。種類組成および生活型組成から両区ともに遷移は進行しており,雌行速度は放置区のほうが下刈区よりもかなり進んでいた。これらのことから, DS=[(∑d・l)/n]・uの優占度dの4通りの算出法, (1) SDR (積算優占度), (2) SDR* (多区間積算優占度), (3) MDR (乗算優占度;〓×〓), (4) MDR* (多区間乗算優占度)のなかで (1) 式が,群落の動向を表現するのにもっともよく適合していた。極相指数cを入れるかいれないかでDSの算出式がちがうが,木本植物が量的に非常に多い初期造林地においても,両者のDSは傾向がよく一致していた。

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被引用文献 (6)*注記

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