能動握力と受動握力について

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  • ノウドウ アクリョク ト ジュドウ アクリョク ニ ツイテ

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抄録

特別には運動などを行つていない, 医科大学の男子学生について, 能動握力と受動握力及び肩帯固定力を測定し, 次の結果を得た。<BR>1) 能動握力と受動握力とは, その被験全例について, 相関係数を求めると0.52となるが, 約5%の極端なものを除外すると相関係数は0.42に低下する。<BR>2) 受動握力と肩帯固定力との相関係数は, 0.67で, 比較的強い正相関を示す。<BR>3) 力を一定にして浅指屈筋の遠位端, 筋腹中央, 近位端附近の皮膚表面から誘導した筋電図では, 能動的な場合も, 受動的な場合も殆んど差異を認めなかつた。

収録刊行物

  • 体力科学

    体力科学 13 (1), 35-38, 1964

    一般社団法人日本体力医学会

被引用文献 (3)*注記

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