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- 内田 順文
- 名古屋大学研究生
書誌事項
- タイトル別名
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- On a Fixation of “A Upper-class Summer Resort” Image in Karuizawa
- カルイザワ ニ オケル コウキュウ ヒ
- On a Fixation of “A Upper-class Summer Resort” Image in Karuizawa
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抄録
わが国の著名な避暑地・別荘地である軽井沢を事例として取り上げ,場所イメージの成立とその変化の過程を具体的に示すことによって,どのように「高級別荘地・避暑地」としての軽井沢のイメージが定着し,より多くの人々の問に浸透していったかを明らかにする.方法として,まず軽井沢を扱った文学作品や新聞・雑誌の記事などをもとに,過去の人々が抱いていた軽井沢のイメージを復元し,それを軽井沢の開発史と重ね合わせながら,軽井沢のイメージ,とくに「高級避暑地・別荘地」としてのイメージが歴史的にどのように形成され,定着していったかを記述した.次にそのイメージの定着の結果として引き起こされた地名の改変とくに「軽井沢」の名を冠した地名の分布の拡大という現象を解釈した.これらの結果は,ある一定の社会集団のレベルで,ある種の場所イメージが定着することを記号関係の形成(場所イメージの記号化)として捉えることにより,よりよく理解することができる.
収録刊行物
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- Geographical Review of Japa,. Ser. A, Chirigaku Hyoron
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Geographical Review of Japa,. Ser. A, Chirigaku Hyoron 62 (7), 495-512, 1989
公益社団法人 日本地理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205424378880
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- NII論文ID
- 110000521311
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- NII書誌ID
- AN1016484X
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- ISSN
- 21851735
- 00167444
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- NDL書誌ID
- 2949464
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可