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警察庁、「光DSSS」2027年3月31日に運用終了。光ビーコンによる安全運転支援システム

ITS無線路側機活用の「DSSS」を整備へ

2027年3月31日 運用終了

 警察庁は、光ビーコンを活用した安全運転支援システム「光DSSS(Driving Safety Support Systems)」について、2027年3月31日で運用終了とするとWebサイトで公表した。

 光DSSSは「信号見落とし防止支援」「出会い頭衝突防止支援」「追突防止支援」など、運転者に対して安全運転支援を行なうシステムとして運用してきたが、運用終了は関連部品の製造停止などにより保守が難しい状況となっていることからとしている。

 警察庁では、ITS無線路側機を活用した「DSSS」の整備を進めて運用していく方針で、光DSSSはセンサー下部通過時での情報提供のみであったのに対して、ITS無線路側機を活用することで交差点を含めた電波を受信できる範囲にある車両に対して、リアルタイムの情報提供を可能にするという。

 なお、光ビーコンを用いて情報提供を行なっている交通情報提供システム「AMIS」や信号情報活用支援システム「TSPS」については継続して運用するとしている。