旭天鵬 初優勝に「頭が真っ白になった」

[ 2012年5月20日 18:29 ]

優勝決定戦で栃煌山(右)を破り初優勝を決めた旭天鵬

大相撲夏場所千秋楽

(5月20日 両国国技館)
 旭天鵬はうれしい涙の初優勝。栃煌山との優勝決定戦を経て37歳8カ月と、昭和以降最年長での初優勝を果たし「信じられない。(賜杯は)重かった。(決定戦になり)ここまできたら、やるしかないと思った。頭が真っ白になった。20年間相撲をやってきて本当によかったと、つくづく思った」と語った。

 定年するまで師匠であった元大関旭国で元大島親方の太田武雄さんも「こんなに頑張ってくれるとは。引退すると迷ったこともあったが、もう一回やる気持ちになってくれてよかった。旭天鵬は息子と同じように思っている」とよろこんだ。

 ▽鏡山審判部長(元関脇多賀竜)の話 歴史的なところに立ち会わせてもらった。(旭天鵬は)あの年で大したもの。おめでとうだよ。(本割が)ちょうどいい準備運動になったのでは。

 ▽北の湖理事長(元横綱)の話 旭天鵬はあの年齢でよく優勝をつかんだ。感服します。稀勢の里はがっかりしないで次につなげてもらいたい。他の大関陣はだらしないし、期待外れだった。

 ▽友綱親方(元関脇魁輝)の話 (部屋を移籍したばかりの)こんな中で頑張ってくれて本当に感無量。相撲人生でこつこつ築き上げたものに、相撲の神様がご褒美をくれた。本人には40歳までできると言ってある。

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