香川は１９６０万円赤字／四国ＩＬｐｌｕｓ

　四国アイランドリーグplus（IL）は25日、香川県高松市内のホテルで2012年の経営報告を行い、愛媛球団が約160万円の黒字を計上する見通しであることを明らかにした。加盟球団の黒字化（単年）は11年の高知に続いて2例目。香川は約1960万円の赤字で、リーグ運営会社と4球団を合わせた合計では約3360万円の赤字となる見込み。

　経営報告にはILの鍵山誠最高経営責任者（CEO）と各球団社長が出席した。香川の川畑省三球団社長は、12年の収入は約1億280万円と前年から2・3％微増しながら、収支は100万円ほど赤字幅が膨らんだことを発表。理由としてグランドチャンピオンシップ進出に伴う経費増を挙げた。12年の観客動員は1試合平均920人（前年比11％増）で、13年は1千人を目標とする。

　11年に約60万円の黒字を計上した高知は70万円ほど赤字となる見通し。

　リーグ全体では05年の発足から大きく赤字幅を縮小しており、鍵山CEOは「各球団の積み上げた収支改善が全体につながった。プラスにするのが最終的な目標」と話した。