2007/06/13 12:37
関西空港の第2滑走路周辺に大量発生したバッタ=13日午前
新滑走路からバッタを退治せよ−。8月に供用が始まる関西空港の第2滑走路周辺にトノサマバッタが大量に発生し、13日午前、作業員が駆除のため、薬剤散布や草刈りを行った。
生息数は数百万匹ともいわれ、バッタが航空機のコックピットに張り付いたり、バッタを狙って集まった鳥がエンジンに吸い込まれたりするトラブルを防ぐのが狙い。
関西国際空港会社によると、今月上旬、滑走路のある2期空港島の点検中に、路面脇の芝地を飛び回るバッタの群れを発見。多くは成虫になる直前の3センチほどのバッタで、放置すれば8月2日から始まる航空機の離着陸に影響が出かねない、と急きょ対策を決めた。
大量発生の原因は不明だが、同社は「新しく造成した土地で天敵がいないことも原因では」と苦い表情だ。