サッカー選手搭乗機、墜落 ブラジル1部リーグ、75人死亡 コロンビア

 【ロサンゼルス=中村将】南米ブラジルのサッカーチームの選手ら乗員・乗客計81人を乗せたチャーター機がコロンビアで墜落した。コロンビア当局が29日発表した。ロイター通信は75人が死亡したと伝えた。

 搭乗していたのはブラジル南部サンタカタリーナ州シャペコを拠点とするプロサッカークラブ、シャペコエンセの選手ら乗客72人と乗員9人。乗客にはメディア関係者約20人も含まれていた。同機はボリビアを出発し、28日深夜から29日未明にかけてコロンビア中部メデジンに向かう途中、山岳地帯に墜落した。墜落直前に異常を知らせる発信があったという。

 ブラジルメディアが報じたコロンビア当局発表の乗客名簿には、J1神戸のカイオジュニオール元監督のほか、元Jリーガーら4人の名前があったが、生存者名簿にはいずれも載っていなかった。搭乗していた可能性のある元Jリーガーは元千葉、C大阪のケンペス選手、元川崎のアルトゥールマイア選手、元柏のクレーベル選手、元京都のチエゴ選手。

 選手らは30日、南米サッカーの国際大会決勝でコロンビアのチームと対戦する予定だった。シャペコエンセはブラジル1部リーグに所属している。

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