「平成の白鷺城」大人気―姫路城大修理後の入場者100万人突破 年間なら300万人も…

姫路城100万人目の登閣者となり、内海将博副市長から認定証を贈られた井料由利香さん(中央)と同僚の太田翔子さん
姫路城100万人目の登閣者となり、内海将博副市長から認定証を贈られた井料由利香さん(中央)と同僚の太田翔子さん

 「平成の大修理」を終え、3月にグランドオープンした姫路城(兵庫県姫路市)の公開再開後の入場者が14日、100万人を突破した。半世紀前の「昭和の大修理」後を上回る勢いで、担当者は「年間300万人の到達もあるかもしれない」と驚いている。

 100万人目の入場者となったのは大阪府東大阪市の会社員、井料(いりょう)由利香さん(27)。勤務先の同僚と訪れた井料さんは、「姫路城には初めて来たが、白くてまぶしい。ゆっくりと写真を撮りたい」と喜んでいた。

 姫路城管理事務所によると、「昭和の大修理」後の昭和39年の入場者は173万8477人を記録した。石川博樹所長(51)は「今回は当初100万人の達成は8月中かと思っていたが、思っていたより早く達成できた。中国など外国人観光客が増えているのが大きい」と説明した。

 また今月は姫路市民が無料で登閣できるキャンペーンが行われ、これまで1万人以上が訪れた。石川所長は「地元の人たちにも、もっと来ていただきたい」と呼びかけた。

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