食とアートのコラボ 津山のイタリア料理店で花器展示

 食とアートが楽しめる勝央町のイタリア料理店「ピアット ノノ」で、津山市在住の陶芸家、天狗寺陶白人さん(63)の作品展「野花の為の陶のカタチ」が開かれている。12月1日まで。

 同店は、食事やお茶を飲みながら、アートな空間を楽しんでもらおうと、平成16年に開店。地元で活躍するさまざまな作家の作品を展示している。

 店内には、陶芸活動を始めて40年の天狗寺さんの近作約100点を展示。いずれも野花を挿すのにふさわしい花器をイメージし、地元の山土だけを使って焼き上げた作品で、イヌをかたどったものや幾何学的な形のユニークな花器なども並び、遊びの空間を演出している。

 天狗寺さんは「野に咲く花の美しさが引き出せるよう、晩秋のわびさびを表現した。ゆっくりと楽しんでもらえれば」と話した。

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