吉野都議会議長が辞職を申し入れ 体調不良か

 都議会議会運営委員会の村上英子委員長(自民)は2日、議運委後の記者会見で、吉野利明議長(自民)から「一身上の都合」を理由に議長職辞職の申し出があったことを明らかにした。

 村上委員長によると、議運委で報告があり、吉野議長は現在入院しているという。3日の都議会本会議で同意が得られれば辞職となり、新議長が選挙で選ばれる。

 村上委員長によると、9月30日に吉野議長から村上委員長に電話があり、翌10月1日に入院先を訪れたところ、辞職願を渡された。村上委員長は慰留したが、「議長の決心が非常に固いものがあった」という。吉野議長は1日の名誉都民顕彰式も欠席していた。

 吉野議長は平成9年に三鷹市から初当選し、現在5期目。都議会自民党幹事長などを経て昨年8月に第45代議長に就任した。

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