「まれ」の舞台裏

(8)子供のような大人のような不思議な土屋太鳳、横浜編では「お姉さん」に…周囲を魅了する多彩な表情

【「まれ」の舞台裏】(8)子供のような大人のような不思議な土屋太鳳、横浜編では「お姉さん」に…周囲を魅了する多彩な表情
【「まれ」の舞台裏】(8)子供のような大人のような不思議な土屋太鳳、横浜編では「お姉さん」に…周囲を魅了する多彩な表情
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 石川・能登の海を背景に、ヒロインの希(まれ)を演じる土屋太鳳(たお)さんがほほえんでいるポスターをごらんいただけたでしょうか。「まれ」では、これらポスターの撮影と、「エンド5秒」(ドラマの最後に放送される5秒間)に登場する写真を担当しました。

 「能登編」のポスターの撮影は昨年10月、能登の琴ケ浜の海辺で行いました。土屋さんに自由に動いてもらい、瞬間を写真で切り取るという、セッションのような撮影でした。こちらの狙いは、生き生きとした土屋さんの姿と、能登の良さや空気感を出すこと。場の勢いで、400枚ほど撮影しました。その中から選んだのがメーンポスターの写真です。ただ、他にも良い写真がたくさんあったため、「エンド5秒」にも使用することが決まったそうです。

 私の土屋さんに対する印象は、「若いのに芯があって、素朴さを持った人」です。雑談の際もうわついた言葉遣いをしないし、かといって人見知りする感じでもない。人に壁を作らないというか、誰とでも自然体のままで接する人です。私はわりと人見知りする方ですが、土屋さんの場合、すごく楽な気持ちで撮影できました。

 また、土屋さんは撮影の際、いわゆる「作った顔」をしない人です。普段通りの気持ちでカメラの前に立てるのだと思います。撮影中も撮影していないときも、あまり変わらない感じですね。さらに言うと、子供のような大人のような、周りがよく見えているけれど、人なつっこくて妹みたいなところもある、なんとも不思議な人です。

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