新型主力輸送機「C2」の開発完了 機動戦闘車も空輸可能で離島防衛に貢献

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新型主力輸送機「C2」の開発完了 機動戦闘車も空輸可能で離島防衛に貢献
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 防衛省は27日、航空自衛隊が配備する新型の主力輸送機「C2」の開発を完了したと発表した。C2は現在の主力輸送機「C1」の後継機として、C1の4.5倍となる36トンの貨物を搭載でき、満載時の航続距離は約4500キロに達する。

 74式戦車と同等の火力を持つ「機動戦闘車」や多用途ヘリコプター「UH60」なども空輸でき、南西諸島をはじめとした離島防衛の強化や海外派遣任務への迅速対応が期待される。

 C2は当分の間、空自美保基地(鳥取県境港市)のみに配備される。機体は全長と全幅が約44メートル、全高約14メートルで、最高速度はマッハ0.8を超える。

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