北海道・青森・岩手沿岸の津波注意報解除
14日午後6時9分ごろ、北海道・東北地方でやや強い地震があり、北海道釧路町や青森県八戸市などで震度4を観測した。気象庁によると、震源地は三陸沖で、震源の深さは約10キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.8と推定される。
気象庁は午後6時12~35分にかけ、青森県太平洋沿岸、岩手県、北海道太平洋沿岸東部、同中部に50センチ程度の津波注意報を発令。北海道えりも町で午後6時52分、青森県むつ市で同10分にそれぞれ10センチ、青森県八戸港で同19分に20センチの津波を観測するなどした。
津波注意報はいずれも、午後7時40分に解除された。津波注意報が発令されたのは、昨年8月19日に福島県沖で起きたM6.5の地震以来。
岩手県によると、津波注意報発令を受け、同県大槌町が住民に避難指示を出したほか、陸前高田市や釜石市など5市町村が避難勧告を出した。青森県では、むつ市と東通村、風間浦村が住民に避難勧告した。避難指示・勧告ともに午後8時までに全て解除された。
日本原燃によると、青森県六ケ所村の核燃料サイクル施設に異常はない。東北電力によると、定期検査中の同県東通村の東通原発と宮城県女川町の女川原発も異常はないという。
主な各地の震度は次の通り。
震度4=北海道釧路町、青森県八戸市、南部町、岩手県普代村▽震度3=北海道新篠津村、札幌市北区、千歳市、函館市、青森県つがる市、八戸市、岩手県釜石市、盛岡市、宮城県名取市など。
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