震災後、宮城から初上場 ホットマンがジャスダック市場に
東北を地盤に自動車用品店「イエローハット」などをフランチャイズチェーン展開するホットマンは20日、ジャスダック市場に上場した。東日本大震災後、宮城県に本社を置く企業の上場は初めて。同社は震災で岩手県陸前高田市の店舗が津波で流失するなど被害を受けた。伊藤信幸社長は「被災企業でも上場できた。復興途上の東北を元気にできれば」と語った。
上場初日の終値は767円で、公募価格(520円)を247円(48%)上回った。一時999円の高値を付けた。伊藤社長は「高く評価していただき責任を感じる。業績向上に努める」と述べた。公募増資で調達した約8億円は、2015年3月期に予定する新規出店費用に充てる。