桜宮高「体育科」入試を中止 「普通科」で実施
大阪市教委決定
大阪市立桜宮高校(同市都島区)2年の男子生徒(17)が自殺した問題で、市教育委員会は21日、臨時の教育委員会議を開き、同校体育科とスポーツ健康科学科としての入試は中止し、名称を「普通科」に変更した上で、試験内容や定員などは従来通りの方式で実施することを決めた。新たな普通科では「スポーツに特色のあるカリキュラムを策定する」という。
再発防止策として勝利至上主義を排除し、勝敗や技能よりも人格形成を目指す部活動改革を行うほか、運動部全体を点検・アドバイスする「スポーツマネジャー」を配置したり、生徒・保護者、教職員向けの相談窓口を設置したりするなど、学校改革を行う。
教育委員からは「看板の掛け替えにならないように、改革を徹底する必要がある」との意見も出た。