リビア衝突「死者2000人超す」 駐米大使
【ワシントン=共同】リビアのカダフィ政権からの離反を表明しているアウジャリ駐米大使は2月28日、米CNNテレビとのインタビューで、約2週間前に同政権と反体制派の衝突が始まって以来の死者数が約2千人に上るとの見方を示した。
大使は「首都トリポリからの情報や友人との情報交換に基づく」とした。同時にカダフィ政権側によって病院から負傷者が連れ出され遺棄されていると述べ、自国民に対しマシンガンが使われ、空爆も始まっていると強調した。
また政権側が化学兵器を保有していると警告、リビア上空での飛行禁止区域の設定など米国や国際社会に早急な対応を求めた。