新型新幹線「N700A」のデザイン、ロゴも「進化」
JR東海が公開
JR東海は25日、来年から東海道新幹線で営業運転を始める新型車両「N700A」のデザインを発表した。現在の主力車両「N700系」を基調とし、車体横のロゴマークに「進化」を意味する「Advanced」のAをあしらった。トイレと洗面室に発光ダイオード(LED)照明を使い、車内照明の電力を2割削減するなど省エネ化も進めた。
N700Aは制限速度にあわせて自動走行する装置や新型ブレーキを採用。現行のN700系の"マイナーチェンジ"にあたり、外観や内装の変化もわずかにとどまった。
車内は座席シートの模様を薄い色に変更。「普通車はより明るく、グリーン車はより落ち着いた」(同社)雰囲気としたという。シートには新幹線で初めて100%リサイクル可能なポリエステルを使った。洗面室などのLEDは利用者が来ると明るくなる調光機能を付けた。
N700Aは2013年2月にデビューの予定で、N700系の前身にあたる「700系」と順次入れ替える。将来的には喫煙車両がある700系は姿を消すことになる。