ドミンゴ・シアゾン氏が死去 元比外相
【マニラ=佐竹実】フィリピンの元外相で駐日大使を務めたドミンゴ・シアゾン氏が3日、死去した。76歳だった。東京都内で前立腺がんの治療をしていた。比外務省に入省し、国連工業開発機関(UNIDO)事務局長、オーストリア大使などを歴任した。1995年にラモス政権下で外相。比で初めての職業外交官出身の外相だった。
日本政府の国費留学生として来日し、和子さんと結婚。日本語が堪能で93~95年、2001~10年の2回、日本大使を務めた。フィリピン人看護師や介護士の日本就労に向けた経済連携協定(EPA)の交渉を担当した。