千葉銀など地銀6行、国際業務で協定
千葉銀行や中国銀行(岡山県)など地銀6行は18日、国際業務などに関する連携を強化する協定を結んだと発表した。メガバンクに比べて海外拠点が少ないなどの弱みを、人材や拠点を融通して補う狙いだ。6行が協定を結ぶのは4月に発表した災害時の連携協定に続いて2回目となる。
提携するのは千葉銀と中国銀のほか、第四銀行(新潟県)、伊予銀行(愛媛県)、東邦銀行(福島県)、北国銀行(石川県)。互いの海外拠点で研修生を受け入れるなどして人材交流をはかるほか、海外の支店や事務所を相互に利用できるようにする。17日に各行の頭取が集まって協定書に調印した。
2014年度中には海外で共同の商談会やセミナーも開催する予定。顧客のビジネスマッチングにつなげるほか、将来的には地銀が組んでの協調融資なども視野に入れる。そのほか、金融商品の共同開発などにも取り組んでいくという。
6行は基幹システムなどの開発・運営で連携したのをきっかけに、幅広い分野で連携を進めている。今回の協定もその一環で「今後も6行が持つ全国規模のネットワークを生かして、連携を広げたい」(千葉銀)としている。