ペルー大統領選、フジモリ元大統領長女が首位 現地報道
【リオデジャネイロ=宮本英威】南米ペルーで10日行われた大統領選挙で、アルベルト・フジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏(40)が首位だったもようだ。投票が締め切られ、出口調査を元に地元メディアが伝えた。ただ当選に必要な有効票の過半数の獲得はできていないようで、2位候補と共に6月5日の決選投票に進む可能性が高そうだ。
報道は調査会社IPSOSの数字を伝えており、ケイコ氏が37.8%で首位に立った。閣僚経験が豊富で経済界の支持が厚いクチンスキ元首相(77)が20.9%、左派の国会議員メンドサ氏(35)が20.3%だった。決選投票への進出の座をかけて、両氏が競っている。
大統領選挙はウマラ大統領の任期満了に伴い実施され、10人が立候補している。次期大統領は7月28日に就任する。任期は5年。