JT、エチオピアたばこ会社株40%取得 535億円で
日本たばこ産業(JT)は15日、アフリカ・エチオピアのたばこ専売会社、ナショナル・タバコ・エンタープライズ(NTE)の株式40%を5億1千万ドル(約535億円)で取得したと発表した。同社はNTEの筆頭株主になり、有望市場とみているアフリカでの販路拡大をめざす。
2015年のエチオピアの紙巻きたばこ市場は販売本数で約62.5億本。NTEは市場シェア約86%でトップだ。同国の11~15年の実質経済成長率は約10%で、JTはたばこ市場が拡大するとみて出資を決めた。NTEのたばこブランド「Nyala」の製造・流通体制の強化を図る。
エチオピア政府はNTE株を約70%所有しており、JTは政府が40%を売却する入札に参加していた。
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