2016年国内ゲーム市場規模は2994.8億円

 ゲーム総合情報メディア“ファミ通”は、2016年の国内家庭用ゲーム市場についての速報を公開した。集計期間は2015年12月28日~2016年12月25日。

 以下、リリースより。


2016年国内ゲーム市場規模は2994.8億円。
「ポケットモンスター サン・ムーン」がトリプルミリオンでソフト首位。
大作やVRなど話題豊富なPS4の販売が前年の1.5倍に。

 ゲーム総合情報メディア「ファミ通」は、2016年の国内家庭用ゲーム市場について、以下のとおり速報をまとめました。集計期間は2015年12月28日~2016年12月25日です。

2016年国内家庭用ゲーム市場規模:2994.8億円

(集計期間:2015年12月28日~2016年12月25日/週数:52週)

【年間ソフト販売本数 TOP10】
(累計販売本数の集計期間は各発売日~2016年12月25日) 

1位 ポケットモンスター サン・ムーン(3DS)
メーカー:ポケモン
発売日:2016/11/18
推定年間販売本数:3,246,222
推定累計販売本数:3,246,222

2位 妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ(3DS)
メーカー:レベルファイブ
発売日:2016/7/16
推定年間販売本数:1,397,436
推定累計販売本数:1,397,436

3位 ファイナルファンタジーXV(PS4)
メーカー:スクウェア・エニックス
発売日:2016/11/29
推定年間販売本数:860,127
推定累計販売本数:860,127

4位 スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS(3DS)
メーカー:任天堂
発売日:2016/12/1
推定年間販売本数:743,388
推定累計販売本数:743,388

5位 ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3(3DS)
メーカー:スクウェア・エニックス
2016/3/24
推定年間販売本数:623,083
推定累計販売本数:623,083

6位 妖怪三国志(3DS)
メーカー:レベルファイブ
2016/4/2
推定年間販売本数:563,395
推定累計販売本数:563,395

7位妖怪ウォッチ3 スキヤキ(3DS)
メーカー:レベルファイブ
2016/12/15
推定年間販売本数:509,667
推定累計販売本数:509,667

8位 星のカービィ ロボボプラネット(3DS)
メーカー:任天堂
2016/4/28
推定年間販売本数:479,698
推定累計販売本数:479,698

9位 Splatoon(スプラトゥーン)(Wii U)
メーカー:任天堂
2015/5/28
推定年間販売本数:398,251
推定累計販売本数:1,463,148

10位 Minecraft: PlayStation Vita Edition(PS Vita)
メーカー:ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア
2015/3/19
推定年間販売本数:397,607
推定累計販売本数:876,085

【各ハードの販売台数】(累計販売台数の集計期間は各発売日~2016年12月25日) 

ニンテンドー3DS※1 任天堂
発売日:2011/2/26
推定年間販売台数:1,874,457
推定累計販売台数:21,911,413

プレイステーション Vita※2 ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア
発売日:2011/12/17
推定年間販売台数:865,002
推定累計販売台数:5,247,419

Wii U 任天堂
発売日:2012/12/8
推定年間販売台数:336,151
推定累計販売台数:3,279,738

プレイステーション4※3 ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア
発売日:2014/2/22
推定年間販売台数:1,790,883
推定累計販売台数:3,921,616

Xbox One 日本マイクロソフト
発売日:2014/9/4
推定年間販売台数:8,897
推定累計販売台数:72,948

※1:ニンテンドー3DS LL、Newニンテンドー3DS、Newニンテンドー3DS LL、ニンテンドー2DSを含んだ合計値です。
※2:プレイステーション Vita TVを含んだ合計値です。
※3:プレイステーション4 Proを含んだ合計値です。

【市場規模比較】(2015年の集計期間は2014年12月29日~2015年12月27日)単位:億円
2016年(52週)
ハード:1170.5
ソフト:1824.3
合計:2994.8

2015年(52週)
ハード:1300.5
ソフト:1909.1
合計:3209.7

昨年対比
ハード:90.0%
ソフト:95.6%
合計:93.3%

2016年の国内家庭用ゲーム市場について

2016年の家庭用ゲーム市場は、ハードが昨年対比90.0%の1170.5億円、ソフトが同95.6%の1824.3億円、合計で同93.3%の2994.8億円となりました。

年間ソフトランキングのトップは「ポケットモンスター サン・ムーン」(ポケモン/2016年11月18日発売/3DS)で、324.6万本を販売しています。「ポケットモンスター」シリーズ20周年でさまざまな展開が行われたほか、国内では2016年7月22日に配信開始された「ポケモンGO」の大ヒットも強力な追い風となりました。

2位の「妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ」(レベルファイブ/2016年7月16日発売/3DS)は、年間139.7万本を販売。6位に「妖怪三国志」(レベルファイブ/2016年4月2日発売/3DS)、7位に「妖怪ウォッチ3 スキヤキ」(レベルファイブ/2016年12月15日発売/3DS)もランクインし、TOP10のうち3本が「妖怪ウォッチ」タイトルとなっています。

ハード市場では、ニンテンドー3DSが合計で187.4万台を売り上げ、年間首位となりました。2位のプレイステーション4は、前年の1.5倍となる179.1万台を販売。プレイステーション4関連では、2016年10月に発売されたプレイステーション VRの需要が供給を大幅に上回ったほか、9月に小型モデルの発売と価格改定が行われ、11月にはプレイステーション4 Proや待望のタイトル「ファイナルファンタジーXV」(スクウェア・エニックス/2016年11月29日発売/PS4)が登場するなど、話題豊富な1年となりました。そのほか2016年のトピックスとしては、ファミコンソフト30タイトルを収録した「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」(任天堂/2016年11月10日発売)が、年間で56.7万台を売り上げました。

2016年は、ゲームアプリにおいて、前述の「ポケモンGO」に加えて、任天堂から「スーパーマリオ ラン」(iOS)が2016年12月15日(太平洋標準時)に配信され、ゲーム市場としても大きな転換点となりました。2017年も任天堂から「どうぶつの森」などのゲームアプリがリリースされる見込みで、引き続き動向が注目されます。

さらに家庭用ゲーム市場でも、任天堂の新型ハード「Nintendo Switch」(任天堂/2017年3月発売予定)や、「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」(スクウェア・エニックス/2017年発売予定/3DS・PS4・Switch)など、注目のハード・ソフトが登場する予定で、ゲーム市場のさらなる拡大が期待されます。

<ファミ通調べ>