戦闘美少女の精神分析

斎藤 環

ナウシカ、セーラームーン、綾波レイ……「戦う美少女」たちは、日本文化の何を象徴するのか。「おたく」「萌え」の心理的特性に迫る。
【解説: 東浩紀 】

戦闘美少女の精神分析
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 880円(税込)
  • Cコード:0111
  • 整理番号:さ-29-1
  • 刊行日: 2006/05/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:368
  • ISBN:4-480-42216-1
  • JANコード:9784480422163
斎藤 環
斎藤 環

サイトウ タマキ

斎藤 環(さいとう・たまき):1961年生まれ。筑波大学医学研究科博士課程修了。医学博士。現在、筑波大学社会精神保険学教授。専門は思春期・青年期の精神病理学、「ひきこもり」問題の治療・支援ならびに啓蒙。著書に『社会的ひきこもり』『母は娘の人生を支配する』『世界が土曜の夜の夢なら』(角川財団学芸賞)『オープンダイアローグとは何か』ほか多数。

この本の内容

ナウシカ、セーラームーン、綾波レイ…日本の漫画・アニメには「戦う少女」のイメージが溢れている。筋肉質なアマゾネス系女戦士とは全く異なり、「トラウマ」を持たない可憐で無垢な戦闘美少女。この特殊な存在は、果たして日本文化のみに見られる現象なのか。彼女たち「ファリック・ガールズ」の特性と、それを愛好する「おたく」の心理的特性を、セクシュアリティの視角から徹底的に分析する。

この本の目次

第1章 「おたく」の精神病理
第2章 「おたく」からの手紙
第3章 海外戦闘美少女事情
第4章 ヘンリー・ダーガーの奇妙な王国
第5章 戦闘美少女の系譜
第6章 ファリック・ガールズが生成する

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