現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 政治
  4. 選挙
  5. 国政選挙
  6. 記事

小沢氏、当選したら「菅・鳩山氏、政府内重要な役割に」

2010年9月8日23時16分

印刷印刷用画面を開く

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真:記者会見する民主党の小沢一郎前幹事長=8日午後5時6分、東京・永田町、飯塚悟撮影記者会見する民主党の小沢一郎前幹事長=8日午後5時6分、東京・永田町、飯塚悟撮影

 民主党の小沢一郎前幹事長は8日、国会内で記者会見し、党代表選で当選した場合の菅直人首相と鳩山由紀夫前首相の処遇について「政府の中で重要な役割を担っていただく」と述べ、閣僚などに起用する考えを示した。菅首相が「脱小沢」路線を続ける中、党内融和を重視する考えを強調した。

 小沢氏は「私も菅首相も団結して、力を合わせて国政にあたろうと誓い、公言している。原則は守らなければならない」と述べ、代表選後は菅、鳩山両氏と輿石東参院議員会長を中心とした挙党態勢を重視する姿勢を示した。

 円高対策など経済政策では「国内需要を作っていかなければならない」と強調。来年度予算編成にあたって国債発行を抑制する菅内閣の方針に反論する形で「国債の増発を、状況次第で念頭に入れざるを得ない事態になるかもしれない」と述べ、大規模な財政出動の必要性を訴えた。

 一方、靖国神社のあり方について「A級戦犯の方は戦争で亡くなったわけでなく神社本来の趣旨と違う。本来のものにかえす方向で努力したい」とA級戦犯の分祀(ぶんし)を主張。そのうえで「神社が本来の姿にかえれば、首相であろうが誰であろうが参拝しても批判される理由はない」と、分祀が実現すれば首相として参拝する可能性を示した。

 天皇の皇位継承問題では「女性が天皇陛下になられても別に不自然じゃない。男系の男性にこだわってはいない」と持論を展開。廃止論を唱えている内閣法制局については「憲法の番人という議論はまったく理解できない」と改めて批判した。

PR情報
検索フォーム


    朝日新聞購読のご案内
    新聞購読のご案内 事業・サービス紹介