先日、WorldRX世界ラリークロス選手権からの撤退を発表したフーニガン・レーシング・ディヴィジョンのフォードとは異なり、プジョーがワークス支援を行うチーム・プジョー-ハンセンは、エースのセバスチャン・ローブとともに、来季2018年も引き続きWorldRXに継続参戦することを表明した。
本社のモータスポーツ部門を司るプジョースポールの手により開発が進められた『プジョー208WRXスーパーカー』を擁して、2018年で参戦5年目を迎えるプジョー。
その208WRXスーパーカーで2015年にはチームズ・タイトルも獲得し、昨季2016年もランキング2位につけるなど、ワークスチームとして安定した戦績を残しており、今季も最終戦・南アフリカのケープタウンのラウンドを残して、チームランキングで2位につけている。
プジョーは公式声明の中で「プジョー208の存在感は、このスペクタクルでストリーミングやTVによる動画視聴に最適な選手権において、プジョースポール・チームの持つ卓越したノウハウを国際的にアピールすることに成功しており、完璧な正当性を示している」とコメント。
プジョー・ブランドのCEOを務めるジャン-フィリップ・インパラートも「2018年シーズンの目標は、ぜひともドライバーズ・タイトル獲得を果たしたい。その達成に向け、我々はプジョースポールによる開発体制を強化しているし、このスポーツの最適なマネジメントについて、(タッグを組む)ハンセン・ファミリーとともに今も学んでいる最中だ」と、展望を語っている。
ドライバーには引き続きエースにセバスチャン・ローブを据え、チームのオペレーションを担当するハンセン一家からティミー、ケビンの兄弟がエントリーし、変わらない3台体制を敷く予定となっている。