フランス国鉄(SNCF)は9月12日、今年4月2日から運行を開始した格安料金の高速列車「Ouigo(ウィゴー)」のチケット販売数が100万枚を突破したと発表した。
「ウィゴー」は格安航空(LCC)に対向した高速列車TGVの格安料金列車で「鉄道版LCC」といえる存在。パリ近郊からリヨンを経て南仏のマルセイユ、またはモンペリエまでを結ぶ2ルートで運転されている。チケットはオンライン販売のみで、列車や予約時期によって料金は変動し、最低料金は10ユーロ(約1300円)。今夏は40万人以上の利用者があり、チケットの35%は25ユーロ(約3260円)以下での販売だった。
大人同伴の12歳以下の子どもは1人5ユーロ(約650円)となるため利用者は家族連れが多く、12歳以下の子ども向けの予約が全座席数の2割を占めるという。