通常国会召集

野党、対決色強める 天下りあっせん追及

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安倍晋三首相が施政方針演説をする参院本会議に臨む民進党の蓮舫代表=国会内で2017年1月20日午後3時34分、川田雅浩撮影
安倍晋三首相が施政方針演説をする参院本会議に臨む民進党の蓮舫代表=国会内で2017年1月20日午後3時34分、川田雅浩撮影

 国会は23日から、安倍晋三首相の施政方針演説に対する各党の代表質問が始まる。20日の召集直前に文部科学省による組織的な天下りあっせん問題が明るみに出たため、民進党など野党は早くも対決姿勢を強めている。首相が演説で訴えた「真摯(しんし)かつ建設的な議論」は今国会で実現するのか。

 民進党の蓮舫代表は20日の党両院議員総会で「久しぶりに分かりやすい天下りの問題が出てきた。徹底的に取り組んでいきたい」と述べ、文科省の問題を追及する方針を強調した。

 天下り規制は第1次安倍内閣の公務員制度改革の柱だった。旧民主党は当時、再就職等監視委員会の設置などを不十分と批判した「実績」があり、問題が他省庁にも広がる可能性があるとみて勢いづく。首相に照準を合わせ、衆院予算委員会の集中審議も要求する構えだ。

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