中日新聞社

子どもの貧困関連記事の検証掲載 記者ら処分

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 中日新聞・東京新聞が子どもの貧困を扱った連載記事「新貧乏物語」で事実と異なる記述があったとして記事を削除し、おわび記事を掲載した問題で、両紙を発行する中日新聞社(名古屋市)は、同社の検証結果を両紙の30日付朝刊に2ページにわたり掲載した。

 検証は、編集局から独立した紙面審査室が担当した。関係者から聞き取りなどし、外部委員4人らの入る「新聞報道のあり方委員会」に報告した。

 検証によると、中日新聞名古屋本社発行の5月19日付朝刊記事に事実でない内容が3カ所あった。(1)病気の父を持つ中学3年少女の家庭では冷蔵庫に学校教材費の未払い請求書が張られているとして「絵具800円」などと架空の品目や金額を書いた。(2)少女が両親に「塾に行きたい」と繰り返したという事実はない。(3)「合宿代1万円が払えず」と書いたが、払われていた。

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