シドニー外為・債券市場=豪ドルとNZドルが下落、豪中銀の利下げで

[シドニー/ウェリントン 3日 ロイター] - 3日のオセアニア外国為替市場では、豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルが下落した。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)の利下げが影響。3月まで緩和を待つとみていた一部にとって予想外の決定となった。
豪ドル は1豪ドル=0.7660米ドルに下落。0.7650米ドルで2009年以来の安値を付ける場面もあった。1.9%という下落率は、単日では2013年半ば以来の大きさ。豪ドルは対円 で2.2%下落した。
  市場では利下げ観測が強まっていたものの、ロイターの調査では、30人のアナリストのうち、利下げを予想したのはわずか9人だった。
インターバンク先物市場<0#YIB:>では、次回理事会が予定される3月に、ほぼ五分五分の確率で2%への追加利下げが実施されると織り込まれている。
豪国債先物は歴史的な高値水準に達し、3年物 は15ティック上昇して98.210。10年物 も15ティック高の97.7400。
NZドル は豪中銀の決定を受けて一時1NZドル=0.7194米ドルと、4年ぶり安値を付けた。直近では1.1%安の0.7200米ドル。

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