1月末マネタリーベースは278兆6054億円、過去最高を更新

[東京 3日 ロイター] - 日銀が3日発表した市中の現金と金融機関の手元資金を示す日銀当座預金残高の合計であるマネタリーベース(資金供給量)の1月末の残高は278兆6054億円(12月末は275兆8740億円)となり過去最高を更新した。
日銀は昨年10月末の金融政策決定会合で追加金融緩和を実施し、マネタリーベースの年間増加額の目標をそれまでの60─70兆円から約80兆円に拡大している。
1月中のマネタリーベースの平均残高は、前年比37.4%増の275兆3859億円となり、こちらも過去最高を更新した。
マネタリーベースの構成要因ごとの月中平均残高は、金融機関の手元資金を示す当座預金が66.2%増の180兆5957億円。紙幣は同3.5%増の90兆1357億円、貨幣は同0.7%増の4兆6545億円となり、いずれも過去最高となった。

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