VR酔いを防ぐにはどうしたらいいのか?

7つのヒントを紹介

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PlayStation VRでゲームをプレイ中に一部のプレイヤーが不快感や吐き気を催す事例がある。そこで、PSVR使用時の「VR酔い」を防止するためのコツ、方法をいくつかここでお伝えしよう。注意点として、IGNは正式な医療情報の発信元ではない。オフィシャルな医療的アドバイスを提供するものではないことにご留意いただきたい。加えて、12歳未満のユーザーはPSVRを使用できないと、Sonyが明言していることも合わせてお伝えしておく。

VR酔いはなぜ起きるのか

VR酔いに関する研究はいまだ進行途中ではあるが、多くの現象は視覚系と前庭系の間でミスマッチが生じることに起因しているようだ。あなたの目があるものを見ている、その一方で他の感覚器官はあなたの脳に、別のものを見ていると伝えてしまう。このズレが乗り物酔いを引き起こすが、VRでは逆になる。あなたの目が脳に「あなたは動いている」と伝えているのに、他の感覚器官は脳に「あなたは動いていない」と伝えている。乗り物酔いでは、あなたの目が脳に「あなたは動いていない」と伝えているのに、他の感覚器官が脳に「あなたは動いている」と伝えている。

You Can Use PlayStation VR With Your Xbox One and PC

さらに画像のフレームレートの低さがこのズレに影響することがある。

VR酔いを防ぐ絶対的な方法はないが、いくつか試すべき予防策はある。

1. 処理落ちなどのパフォーマンス問題が起きたらプレイしない

グリッチ(誤作動)やフレーム落ちなどがゲームプレイ中に頻繁に起きてしまったら、プレイを中断して初めからやり直そう。スムーズにゲームが動かないのなら、プレイしないようにすること。

PlayStation VR Demo Disc Has 18 Games in North America, 8 in Europe

フレームレートとVR酔いは関連があるようなので、最適でない状態でプレイするのは良くない。ゲームを中断して再スタートすることが、VR酔いを引き起こすような状況を無くすのに有効となる。

2. 座る

「安定感」を得ることが、VRゲームをプレイするにあたって有効だ。もし可能なら座ってプレイしよう。PlayStation VR対応ソフトの多くは座った状態でもプレイ可能なように作られている。カメラから2~3m離れた、しっかり視野が確保できる位置に、座りやすいものを置いてプレイしよう。

3. 乗り物酔い防止グッズなどを活用する

指圧リストバンド(例: シーバンドなどのリストバンド)を着用すると、吐き気や乗り物酔いを防止できることがある(非侵襲性の対応策)。ただしPSVRに対して効果があるかは、まだハッキリとしていない

Superhypercube Review

4. 耳の感染症にかかっている、または疲労がある時はプレイしない

乗り物酔いは内耳にある感覚器官と関連しているとされている。そのため、耳の健康状態が良くない時にVRで遊ぶのは、やはり良くない。耳に何らかの問題がある場合(風邪などでも影響する)、VRをプレイすると不快感を経験するかもしれない。疲れもまた、VR酔いを引き起こすリスクを増大する。

5. 慣れることも防止策になりうる

複数の報告によればVR酔いは、軍関係者がシミュレーション環境で経験するものと共通点があるそうだ。つまり、一部の人は繰り返し経験することで適応することができる。体がその体験に慣れるまで、徐々に体験の強度を高めていくと良いようだ。

初めてプレイした時に不快感を経験したからといって、そこで諦める必要はない。何回もプレイしてみて徐々に体を慣れさせよう。ゆっくり動いたり、視点を1点にしばらく集中させ、耐性を少しずつ高めていこう。

とは言え、気分が悪くなったらPlayStation VR の使用をただちに中止するようにと、Sonyは推奨している。もう一度ゲームをプレイする場合、気分や体調的に100%自分が大丈夫だと確信できるまでは、再開はしないほうが良い。

6. ディスプレイとヘッドセットを正しく調整する

PSVRのヘッドセットが頭に対して正しい位置に装着されていること、ディスプレイをハッキリ見ることができることを必ず確認しよう。位置がズレていると、VR体験中の不快感の原因となる。

7. 気分が悪くなったら、すぐにプレイを止める

VR酔いの初期症状と思われるもの(頭痛、熱く感じる、汗ばむなど)を感じ始めたら、すぐにプレイを中止しよう。無理矢理プレイを続けるのは身体的に良くない。長くプレイすれば、それだけ症状は悪化する。

無理をすれば、数日続くような体調不良につながる可能性もある。なかには運転やその他作業ができないといったケースもありえる。敏感になってしまい、VR以外のゲームでも乗り物酔いやVR酔いに近い症状を起こすという長期的な問題に発展したという報告もある。そのためゲームをやめたらゆっくり動いて、十分休息を取って、気分や体調が100%回復するまでVRの使用は控えるように。

VR体験でめまいを起こした人がいるという報告もあるので、十分注意して、急に立ち上がったりはしないように。

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PlayStation VR

2016年10月13日
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