暁星、ナイロンを上回る新素材を世界で初めて開発=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.05 15:46
暁星(ヒョソン)が高分子化学素材である「ポリケトン(Polyketone)」を独自の技術で開発し、世界初の商用化に向けて動き出した。暁星はこれから2年以内に年間5万トン規模のポリケトン量産システムを整え、2020年まで1兆ウォン台の付加価値を創出すると4日、発表した。
暁星は同日、ソウル中区太平路(チュング・テピョンノ)に位置する韓国プレスセンターで記者懇談会を開き、ポリケトンの開発・商業化に成功したことを発表した。ポリケトンは一酸化炭素・エチレン・プロピレンなどを利用して作られた環境に配慮した高分子素材で、自動車・電子・産業資材部品に使うことができる。暁星技術院の禹相善(ウ・サンソン)院長は「ナイロンに比べてポリケトンは衝撃に耐える力が2.3倍強く、化学物質に対する安定性は1.4~2.5倍に上る」とし、「現存する最も丈夫な素材のポリアセタール(POM)より、14倍以上強い物質」と述べた。禹院長は「自動車の燃料系統の部品、電子製品の内・外装材などで脚光を浴びるだろう」と説明した。