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2013年5月24日(金)

『ガンダムブレイカー』の開発を手掛けるクラフト&マイスター・福川大輔さんにインタビュー!

文:てけおん

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――本作は、ガンプラにフィーチャーしたゲームですが、これまでに発売された『ガンダム』ゲームとは“ここが違う”と意識した点はどこでしょうか?

 機体をミックスビルドできて、武器も持ち替え放題というのは、このゲームの大きなフィーチャーなのですが、実は同じ機体でもスケールが違うものが同時に存在するところが、ガンプラらしくて他にはない要素なのではないかと思います。おかげで、色替えなどの要素も絡み合い、原作の機体性能の設定とはまた違う機体の強さ表現ができて、『ガンダムブレイカー』ならではの世界ができ上がっていると思います。

――本作で一番表現したかったポイントやこだわった点などを教えてください。

 自分が作ったカッコいいガンプラが“強い”ということが体験できるようにすることが、ゲームとしては大切だと考えています。カスタマイズして、強くなる。ミッションで戦ってパーツを手に入れる。そして、またカスタマイズして強くなる……というサイクルが、楽しいものになるように要素を考えていきました。

『ガンダムブレイカー』 『ガンダムブレイカー』
▲カスタマイズした機体をハンガーで見上げたところ。視点を変えるだけでも、ずいぶんと強そうな印象に。

――本作を開発してみての感想、苦労した点などを教えてください。

 あらゆる機体の、あらゆるパーツを組み合わせられるようにすることが、苦労したところでもあり、楽しいところでもありました。“ミックスビルド”は、いろんな意味で不安な要素ではあったのですが、でき上がってくると、これは楽しい要素だという確信が持てるようになりました。

『ガンダムブレイカー』 『ガンダムブレイカー』
▲スケールの違うパーツを使ってカスタマイズしたところ。アンバランスに見えるがこうした組み合わせが実際にでき、それが機体スペックに反映される。そうした自由度の高さが魅力の1つとなっている。

 BETA版をプレイしてGUNDAM PERFECT GAMESに、力作カスタマイズ機体が投稿されているのを拝見したのですが、楽しんでいただけているようでよかったです。

『ガンダムブレイカー』

――BETA版が配信されたことで、ネット上などで本作への期待が一気に高まったように感じられますが、いかがですか?

 多くの方々にダウンロードしていただけたと聞いて、うれしいとともに、一段と気が引きしまりました。BETA版ということで、まだまだ作りかけの状態だったので、皆さんからいただいたたくさんのご意見を参考に、さらにいい作品にして楽しんでもらえるようにギリギリまで頑張ります。

――福川さんのお気に入りのガンプラを教えてください。

 『RG 1/144 RX-78-2 ガンダム』です。あの造形をあのサイズにギュッと小さくした技術力に感服します。聞かれていないですが、好きなMSはガンダムMk-IIです。デザインだけでなく、当時の体験もコミコミの思い入れでしょうか。これも聞かれていませんが、好きな作品は『逆襲のシャア』です。

『ガンダムブレイカー』 『ガンダムブレイカー』

――『ガンダムブレイカー』にかける意気込みなどを、ゲームを楽しみにしているSユーザーに向けてお願いします。

 BETA版も長く遊んでいただけているようですが、製品版は、もっと楽しく、もっと遊びやすく、機体・武器・巨大な敵・ミッション……あらゆるものがボリュームアップしています。バトルのシステムやカスタマイズのシステムにも新要素が追加されます。新しい『ガンダム』ゲームですが、皆さんに楽しんでもらえる作品に仕上がると思います。オンラインで集まれば、もっともっと楽しいので、ぜひお友だちと一緒に遊んでみてください。

(C)創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・MBS.
※画面は開発中のものです。

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