ベネズエラ外相がペルー大統領を米の「犬」と批判、非難合戦続く

ベネズエラ外相がペルー大統領を米の「犬」と批判、非難合戦続く
 3月6日、南米ベネズエラのロドリゲス外相(写真)は、ペルーのクチンスキ大統領を「腰抜け」、米国にこびへつらう「犬」と批判した。これを受け、ペルー政府はベネズエラに抗議文書を送り、対応を協議するため自国の大使の召還を決めた。写真はベネズエラのカラカスで2月撮影(2017年 ロイター/Marco Bello)
[カラカス/リマ 6日 ロイター] - 南米ベネズエラのロドリゲス外相は6日、ペルーのクチンスキ大統領を「腰抜け」、米国にこびへつらう「犬」と批判した。これを受け、ペルー政府はベネズエラに抗議文書を送り、対応を協議するため自国の大使の召還を決めた。
クチンスキ氏は、反米左派のベネズエラ政権を地域で最も声高に非難する一人。米国での最近の演説で、中南米諸国は一般的にカーペットに寝そべる犬のように行儀が良いが、ベネズエラだけは「別」で「大きな問題」を起こしていると語った。
ベネズエラのマドゥロ大統領は謝罪を求め、ロドリゲス外相はクチンスキ氏について「帝国(米国)にしっぽを振るかわいい犬」のようだと述べた。
ペルー外務省は声明で、「外交関係のある2国間で、こうした表現は容認できない」とする声明を出し、駐ベネズエラ・カラカスのペルー大使を召還して協議すると明らかにした。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab