中国人10億人分の情報、警察から入手 ハッカー主張

中国人10億人分の情報、警察から入手 ハッカー主張
7月4日、中国国民10億人分の個人情報をハッカーが上海警察から入手したと主張していることが分かった。上海で6月撮影(2022年 ロイター/Aly Song)
[上海 4日 ロイター] - 中国国民10億人分の個人情報をハッカーが上海警察から入手したと主張していることが分かった。専門家によると、事実なら史上最大規模のデータ流出事件の1つになる。
「ChinaDan」と名乗る匿名のインターネットユーザーは先週、23テラバイト(TB)を超えるデータを10ビットコイン(約20万ドル相当)で売却するとハッカーフォーラム「Breach Forums」に投稿。
「上海国家警察のデータベースから2022年に流出した」とし「データベースには中国人居住者10億人の情報と、氏名、住所、出生地、国民ID番号、携帯電話番号、犯罪・事件の詳細など数十億件の事件記録が含まれている」と主張した。
ロイターは、この投稿の真偽を確認できていない。
上海政府と警察署は4日、コメントの求めに応じなかった。
ロイターはChinaDanとも連絡が取れなかったが、この投稿は週末に中国のSNS(交流サイト)「微博(ウェイボ)」や「微信(ウィーチャット)」で広がり、多くのユーザーの間で不安が生じている。
微博では3日午後までに「データ漏えい」というハッシュタグがブロックされた。

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