姫路の官兵衛ドラマ館が閉館 来場者は目標越す

 NHKの昨年の大河ドラマ「軍師官兵衛」のセットや衣装などを紹介する姫路市本町の「ひめじの黒田官兵衛 大河ドラマ館」が10日、閉館した。最終的な来場者は61万1576人で、目標とした年間60万人を上回った。

 この日は閉館に先立ち、ボランティアで官兵衛や黒田家の家臣団の観光案内などを行っていた団体の表彰が行われ、家臣団の精鋭「黒田二十四騎」の一人として活躍した後藤又兵衛の顕彰会など市内7団体に感謝状やペナントが贈呈された。

 改修工事を終えて、3月27日に再オープンする姫路城で観光を盛り上げていこうと、ひめじ官兵衛プロジェクトのイメージキャラクター「かんべえくん」から市のキャラクター「しろまるひめ」への引き継ぎ式も行われた。

 同館は昨年1月12日にオープンし、順調に来館者数を伸ばした。最終日に訪れた神戸市垂水区の大学2年、芦岡美保さん(20)は「官兵衛や戦国時代にとても興味を持てた。これからも色々な場所を訪れてみたい」と話していた。

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