熱海を代表する大手老舗「アカオ」、米投資ファンドにホテル事業売却へ

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 静岡県熱海市のアカオ・スパ&リゾートは21日、「ホテルアカオアネックス」(旧ホテルニューアカオ)と「ホテルアカオ」(旧ロイヤルウイング)を、米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに売却し、ホテル事業から撤退すると発表した。2施設の運営は、同ファンド系の「マイステイズ・ホテル・マネジメント」(東京都港区)が引き継ぐ。売却後はリゾート事業に集中し、新たな形での宿泊事業への参入などを検討するという。

売却されるホテルニューアカオ(21日、熱海市で)
売却されるホテルニューアカオ(21日、熱海市で)

 ホテルニューアカオは、1973年に開業した熱海を代表する大手老舗ホテル。景勝地の錦ヶ浦に立つ大規模ホテルで、熱海温泉のランドマーク的存在として観光客や地元市民に親しまれてきた。だが、コロナ禍による稼働率の低迷などで昨年11月に営業を終了した。ホテルアカオは営業を継続している。

 アカオ・スパ&リゾートは昨年、外部から会長を招き、ホテルニューアカオから現在の社名に変更した。創業家の赤尾宣長氏は社長として残ったが、今年10月10日付で辞任していた。

 ホテル事業売却後は、相模灘を眺望するガーデン施設「アカオ・フォレスト」(旧アカオハーブ&ローズガーデン)を中心とするリゾート事業の運営に集中する。フォレストの入り口近くで今年4月に開業した、レストランなどから成る商業施設「アカオ・ローズスクエア」のほか、沿岸部にプールやキャンプ場を備える「アカオ・ビーチ」も運営している。

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3547379 0 経済 2022/11/22 13:55:00 2022/11/22 14:35:41 2022/11/22 14:35:41 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/11/20221122-OYT1I50083-T.jpg?type=thumbnail

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