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香川、連覇ならず 徳島に逆転負け/四国ILplus

2011/10/03 09:48

【香川―徳島】3回表香川1死二塁、島袋の左前打で二走亀沢が本塁を突くもタッチアウト=JAバンク徳島スタジアム
【香川―徳島】3回表香川1死二塁、島袋の左前打で二走亀沢が本塁を突くもタッチアウト=JAバンク徳島スタジアム

 四国アイランドリーグplusの年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS、5回戦制)の第4戦は2日、徳島市のJAバンク徳島スタジアムであり、後期優勝の香川オリーブガイナーズは前期を制した徳島インディゴソックスに1−2で逆転負け。徳島が3勝1敗で初の総合優勝を飾り、香川の2年連続5度目のリーグ制覇はならなかった。

 香川は一回、四球とリの中前打でつくった2死一、三塁から国本が左中間に適時打を放ち1点先制。先発の右腕大場は低めを丁寧に突いて四回まで1安打に抑えていたが、五回に被安打3で2点を失い逆転された。

 打線は三回から3イニング連続で無死二塁の好機をつくるなど、二回から七回まで毎回先頭を出しながら一本に恵まれなかった。要所での送りバントやエンドランの失敗が響いた。

 試合終了後に表彰セレモニーがあり、香川からは酒井大介投手が敢闘賞に選ばれた。

 徳島は独立リーグ日本一を懸け、22日からBCリーグ覇者とグランドチャンピオンシップを行う。

 ▽JAバンク徳島
香 川(後期優勝)
   100000000―1
   00002000×―2
徳 島(前期優勝)
(徳島は優勝)
▽勝 シモン2試合1勝1敗
▽S 富永3試合2S
▽敗 大場2試合1敗
▽二塁打 国本、西森▽盗塁 関口、山村▽失策 関口▽与死球 大場(根鈴)シモン(島袋)
▽試合時間 2時間59分

押していたが…
 香川・西田真二監督の話
 押していた展開だったが…。得点圏には再三ランナーを出したが、もう一押しできなかった。ここ3試合とも打線に勢いがつかなかった。徳島の初優勝に懸ける思いの方が強かったのだろう。

ミス相次ぎ流れ手放す 「力不足と言うしか…」
 初のリーグ制覇に喜びを爆発させる徳島ナインを横目に、香川の選手たちはぐっと悔しさを押し殺した。それでもCSで初めてとなる相手の胴上げを目の当たりにし、そっと涙をぬぐう選手もいた。

 前日に続いて先制点を挙げたが、以降はもどかしい展開が続いた。四回は国本、五回は西森がそれぞれ先頭打者として二塁打を放つなど、毎回のように好機はあった。打線は相手を上回る8安打。それでも得点は初回の1点のみ。「要所で一本に恵まれなかった」と言えばそれまでだが、送りバントを3度失敗するなど要所でミスが続き、流れを自ら手放した。

 「大事なところでミスするということは力がないということ」と前田コーチ。副主将の国本も「こういう試合で打線がつながらないのは力不足と言うしかない」と同じニュアンスで力負けを認めた。本人は先制適時打を含め3安打と気を吐いただけに、敗戦は心底悔しそうだった。

 五回に逆転を許した大場は「もう少し冷静に投げていれば違った結果になったかも」とうなだれたが、それまでは強打の徳島打線を1安打に抑えており、好投と言っていいだろう。何よりレギュラーシーズン終盤からの安定ぶりは大いに光っていた。

 このメンバーでの試合はこれが最後。試合後のミーティングで西田監督は「来年もガイナーズと契約する選手は、また頑張ろう」と呼び掛けた。ナインの中にはドラフトで指名を受ける選手もいれば、別の道を歩む選手もいるだろう。ただ、来季もこのリーグでプレーする選手にとっては、このCSは大きな経験の場となったはず。ひと回り成長した姿を来季に期待したい。

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