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20歳の謝依旻、史上初の女流三冠独占 囲碁

2010年1月28日

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写真謝依旻・新女流三冠

 囲碁のドコモ杯第13期女流棋聖戦三番勝負(日本棋院主催)の第2局は28日、東京都千代田区で打たれ、挑戦者の謝依旻(しぇい・いみん)女流二冠(20)=女流本因坊、女流名人=が4連覇をめざした梅沢由香里女流棋聖(36)に白番中押し勝ちし、2連勝で女流棋聖位を奪取した。謝女流二冠は、現行の女流タイトル三冠を史上初めて独占した。

 謝・新女流三冠は日本棋院東京本院所属の四段。台湾出身で、2002年に来日して黄孟正九段門下となった。04年4月、女性では日本囲碁界史上最年少の14歳4カ月でプロ入り。実力者の多い女流囲碁界ですぐに頭角を現し、06年、東京精密杯女流プロ最強戦優勝で、17歳1カ月の女流棋戦最年少優勝記録をつくった。三冠達成について「うれしいけれど、責任がある。ふさわしい碁を打たなければ」と話した。

 囲碁界では昨年秋、同い年の井山裕太名人(20)が最年少で名人位を獲得したばかり。男女ともに“二十歳の活躍”が注目を集めている。

 女流の公式戦が五つあった03年に小林泉美六段(32)=当時五段=が初の女流三冠を達成しており、女流三冠はそれ以来。棋戦の少なかった1980年代に二冠独占はあるが、三冠独占は初めて。

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