ＦＩＶＢ対抗組織設立へ／前専務理事のセッピ氏

　国際バレーボール連盟（FIVB）の前専務理事で、資金不正流用疑惑で昨年解任されたジャンピエール・セッピ氏が25日、東京都内で記者会見し、世界規模の新たな統括団体として国際ビーチバレー・バレーボール協会（FIABVB）を設立すると発表した。

　11月25、26日にコペンハーゲンで設立総会を開き、本部はスイスのモントルーに置く。

　セッピ氏は、FIVBのアコスタ会長の運営を独裁的と批判し「倫理的、民主的な団体で選手とバレーボールを守りたい」と話した。国際オリンピック委員会加盟を目指すが、各国協会の加入数などについては「現時点では言えない」という。

　FIVB広報担当は「彼らに指導力があると思わない。FIVBが唯一の統括団体」と話した。