【香川―愛媛】9回表を三者凡退で締め、リーグ単独トップの9セーブ目を挙げた香川の龍頭=レクザムスタジアム
四国アイランドリーグplusは20日、高松市生島町のレクザムスタジアムなどで2試合を行った。首位の香川オリーブガイナーズは、3位の愛媛マンダリンパイレーツに4―2で競り勝って今季2度目の4連勝とした。通算成績は17勝3分け13敗。2位徳島インディゴソックスとのゲーム差は2・5に広がった。
香川は投手陣が踏ん張った。先発の右腕青柳は5回5安打2失点で4勝目。六回以降は左右4投手の継投で無失点と耐えた。九回を三者凡退で締めた左腕龍頭はリーグ単独トップの9セーブ目。
打線は三回2死三塁から大田、妹尾の連続長短打で2点を先制。四回は上田の右越え適時二塁打で、七回は堀北の右犠飛で1点ずつを追加した。
▽レクザムスタジアム
愛 媛000020000―2
香 川00210010×―4
▽勝 青柳6試合4勝
▽S 龍頭18試合1敗9S
▽敗 福田8試合3敗1S
▽二塁打 宝楽、妹尾、上田▽盗塁 堀北、大田、上田、宝楽▽失策 岡村、妹尾、上田、青柳▽暴投 福田
▽試合時間 2時間40分
ガイなやつ! 守護神・龍頭、力押し 9セーブ目
香川の守護神がまた一つセーブを積み上げた。九回に登板した今季加入の龍頭は力強い直球で押して愛媛の5〜7番を打ち取り、リーグトップの9セーブ目を記録。8日の高知ファイティングドッグス戦から5試合連続無失点とし、「体が疲れていても調子が良いときの真っすぐを投げられている」とうなずいた。
開幕前から救援陣の一角として期待されていた左腕。九産大時代は度重なる故障に悩まされ、登板機会は少なかったが、香川では既に今季33試合中18試合でマウンドに上がった。先発投手がいくらいい投球をしていても「常に行ける準備はしている」と頼もしい。
セーブ数は「モチベーションにつながっている」と言うが、「任されたポジションでしっかりやるだけ。数字に満足せずにもっと上を目指す」と福岡県出身の23歳。近藤監督は「学生時代には経験したことのない連戦だと思うが、ここを乗り越えることで体も精神面も成長できる。次のステージに進んでほしい」と期待を寄せた。