記者の質問に答える河井元法相(5日午後2時10分)

 2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で服役後、昨年11月に仮釈放された河井克行元法相(60)が、自身の地盤だった衆院広島3区内で「おわび行脚」を始めた。かつての支援者たちは突然の来訪に驚きながらも、冷ややかに受け止めている。

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 「『大変迷惑かけました』と謝罪はあったが、今後についての言及はなかった」。広島県山県郡の元後援会員は明かす。5日午後、スーツ姿の克行氏が自宅に現れた。事前の知らせはなかったという。男性は克行氏から現金を渡されて被買収罪に問われ、後に起訴猶予処分となった。「もう支援