山梨選出の中島、宮沢氏は不参加 国民民主党「県内の野党結集」目指す

 民進党と希望の党の合流による新党「国民民主党」が7日に結成されたが、県選出の無所属、中島克仁衆院議員(民進党県連顧問)と宮沢由佳参院議員の2人とも不参加となった。

 宮沢氏は同日午前、民進党本部へ離党届を提出し、無所属での活動を発表した。中島氏も5日の県連の会議で不参加の意向を伝えている。両氏とも県内の「野党勢力の結集へ尽力したい」としている。

 中島氏は7日、取材に対して「国政の動きで県内の野党勢力が分断されないように、新党、立憲民主党、無所属の結集へ力を尽くしたい」と述べた。

 その上で、「昨年の民進党分裂などに翻弄され、所属について悩んでいる地方議員が多い」と指摘。野党結集の重要性を重ねて強調した。

 宮沢氏も7日、「与党一強政治を終わらせ、立憲民主党、国民民主党をはじめ野党結集のために調整役としてお役に立てればと考えている」などとしたコメントを発表した。

 同氏は中島氏のほか、支援者、連合山梨など支援団体、民進党時代の関係者と連携を続けたいとの意向を示した。

 民進党県連は国民民主党の県組織への移行を決めており、今月中旬に開く幹部会で具体的な対応を協議する。

 幹部の中には、中島氏の顧問留任を求める声も出ている。

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