【香川―徳島】7回表に5点目を失い、うつむく香川の先発秀伍(左から2人目)=レクザムスタジアム
四国アイランドリーグplusは12日、高松市生島町のレクザムスタジアムなどで2試合が行われた。最下位の香川オリーブガイナーズは首位の徳島インディゴソックスに3―7で敗れ、今季ワーストの5連敗(3分けを挟む)を喫した。後期通算成績は7勝3分け15敗。
香川は先発の右腕秀伍が踏ん張れなかった。二回に押し出し四球と犠飛で2点を先制され、三回も1失点。3―3の七回は自身の失策も絡んだ1死二、三塁から3番打者に右前2点打を浴びた。
打線は1―3の五回に妹尾の二塁への適時内野安打で1点差に迫り、六回には岡村の左中間適時二塁打で同点。しかし、七回以降は1安打と振るわなかった。
▽レクザムスタジアム
徳 島021000211―7
香 川010011000―3
▽勝 竹内15試合6勝7敗
▽敗 秀伍17試合7勝5敗
▽二塁打 妹尾、岡村、球斗▽盗塁 福田、瀬口▽失策 平間、竹内、具志堅、秀伍、原田▽捕逸 三好2▽暴投 秀伍、竹内、原田
▽試合時間 3時間22分
またミスの連鎖
またしても悪い流れを断ち切れなかった。香川は終盤に守備の乱れが絡んで失点を重ね、徳島に敗戦。8月27日の徳島戦を最後に白星から遠ざかる現状に、西田監督は「四球にエラー、走塁ミス。同じことの繰り返しでは勝利の女神はほほ笑まない」と嘆いた。
11日に後期優勝の可能性が消滅したとはいえ、前期覇者として年間総合優勝を争うリーグチャンピオンシップ(CS)に臨む身。攻守に課題を残し、停滞ムードのまま後期を終えるわけにはいかない。チームを上昇気流に乗せる“勝利”が何より必要だ。
残り5試合。昨季のCSで徳島に敗れた悔しさを知る秀伍は「次は(内容を)変えていくしかない」とこの日の投球を猛省。六回に同点打を放った岡村は「試合の中でしかできないことを残りの期間で詰めていきたい」と口元を引き締めた。
▽宇和島丸山
ソフト103000000―4
愛 媛00002005×―7
(ソ)島袋、吉住―堀内、樋越(愛)高下、片山、クインティン、河津―福田