ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長は7日までに、ウクライナ侵攻に関し「全ての戦争は即座に終わらせられる。平和条約を結ぶか、1945年に米国が核兵器で広島と長崎を破壊したのと同じことをするかだ」と述べ、核兵器が使用される可能性に触れて威嚇した。
記者との質疑の動画を5日、通信アプリに投稿した。「北大西洋条約機構(NATO)、主に米国とその属国がウクライナへの武器供給をいま停止すれば、軍事作戦は数日で終わる」とも述べ、侵攻が長引く原因は西側にあると批判した。
メドベージェフ氏はこれまでも、ロシアが併合したクリミア半島がウクライナから長距離兵器で攻撃された場合は核兵器を含むあらゆる手段で報復すると警告するなど、侵攻を巡り核使用に関する発言を繰り返している。(共同)