I-ne、25年12月期の売上高550億円 初の中計を発表
シャンプーや美容家電などを手掛けるI-ne(アイエヌイー)は2025年12月期までの中期経営計画を発表した。同期の連結売上高を550億円と22年12月期比で56%増にし、営業利益を同期比で2倍以上となる71億5000万円とすることを目指す。中期経営計画を発表するのは初めて。
現在の主力であるシャンプーなどヘアケア分野の売上高について、22年12月期比で51%増となる355億円を目指すことを盛り込んだ。現在は約9億円の国際事業については、中国を中心に拡大して30億円へ増やす方針。
長期ビジョンとしては、30年12月期までに売上高で1000億円を達成し、その際の売上高営業利益率を15%にすることを明記した。
I-neは07年の設立。シャンプーの「ボタニスト」や美容家電の「サロニア」シリーズなどを手掛けている。人工知能(AI)を活用してトレンドを捉える力やSNS(交流サイト)を通じたネット広告を強みとして成長してきた。
同社が中計を発表するのは今回が初めて。大西洋平社長は「(業績の)予想精度が十分に上がったこともあり中計を発表した。計画を確実に達成し、上振れできるよう努める」と話した。