二階氏「党としても他山の石に」Twitterで批判殺到 河井元法相の選挙買収事件で

2021年3月23日 21時36分
二階俊博幹事長

二階俊博幹事長

 2019年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)の罪に問われた元法相の衆院議員河井克行被告(58)をめぐり、自民党の二階俊博幹事長は23日、「これはもう議論の余地のないこと。党としても他山の石としてしっかり対応していかなくてはならない」と述べた。「他山の石」発言はツイッター上で「当事者なのに」などと批判が集まり、トレンド入りした。
 二階氏は会見で、河井被告の裁判について問われると、「いやしくも政治で、国民の皆さんにいろんな協力を求める立場。国民の皆さんから後ろ指を指されたり、いろんなご意見を受けるというようなことは、厳に慎むべきものだ」と述べた。
 党本部は参院選前、克行元法相と妻の案里前参院議員(47)=同、公選法違反罪で有罪確定=側に破格の1億5000万円の資金を援助している。当時官房長官だった菅義偉首相は案里前議員を全面支援していた。
 こうした自民党の支援があったにも関わらず、二階氏が「他山の石」と発言したことで、ツイッター上では「「他山」じゃなく、当事者なのに」「自分の山でしょ」といった批判が集まった。

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